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野洲のおっさん「子ども塾」レポート 5/9(木)「ありがとうございます!」

野洲のおっさん「子ども塾」レポート 5/9(木)

「ありがとうございます!」

今週は、5年生6人、4年生2人、3年生1人、2年生4人、1年生1人の合計14人が来てくれました。

子ども塾はいろいろな会社や人のご協力で運営することができています。

子ども塾の教室はトヨタモビリティ滋賀様のご好意で使わせていただいています。

PCは、タオ様、寺田商事様がご提供くださったものです。

またタオ様は、自社商品である学習システム「天神」を8ライセンスご提供くださいました。

そして、争奪戦を繰り広げるほどに子どもが大好きな「おにぎり」や「お菓子」その他の備品は、野洲のおっさんおにぎり食堂の収益の一部を充てて賄っています。

これらのことは、子どもに伝えた方が良いと考える人と伝えない方が良いと思う方がいらっしゃるでしょう。

私も迷いましたが、敢えて伝えることにしました。

「ここは、トヨタモビリティさんが、みんなの為に無料で使わせてくれてるんやで。」

「このパソコンは寺田商事さんが、あのパソコンはタオさんがくれたんやで。シールに名前書いてるやろ。」

「このお菓子やおにぎりは、下のおにぎり食堂の人が働いて儲けたお金を、働いている人で全部分けてもいいんやけど、みんなの為に残してくれて、それで買ってるんやで。」

そんな話をジャイアンとその仲間にしたら、ジャイアンが、

「なんでそんなことをするの?」って訊いてきました。

「大人はな、みんなとは言わんけどほとんどの人がな、子どもにいい人に育って欲しいと思ってるからやで。」

「ふーん。」

こんなやり取りが、子どもの心の底に残って、心の水漏れを防ぐかもしれないと願っています。

ずっと、チャンスがあればこんな話をしてきましたが、今日は一歩進めて、おにぎり食堂の責任者である(株)まちおこしの藤井副社長と現場のリーダーである握り手の西川雅さんを子ども達に紹介することにしました。

とは言え、基本カオスの子ども塾で、対面は上手く行くのか、正直出たとこ勝負でした。

「みんなちょっと聞いて!」声を張り上げる私。

きょとんとして私を見る子ども達、でもザワザワは続く。

「いつも話している通り、このおにぎりやお菓子はおにぎり食堂の人が働いたお金で買ってるんやけど、そのおにぎり食堂の人がみんなに会いたいって来てくれたよ!」

「おにぎり食堂で一番エライ藤井さんです!」

「それと、おにぎり食堂で一番大事なおにぎりを握っているあらたさんです!あらたさんは日本一のおにぎりの握り手さんです!」

子ども達は静まって、二人の大人に注目しました。

二人がスピーチしてくださっている間も子ども達は殆ど音を立てずに話を聴きました。

そして、私が「二人にありがとうって言おう! ありがとうございます!」と言うと、

声を合わせて「ありがとうございます!」って言ってくれました。

二人が帰った後、2年生の女の子が「食堂を見たい!他の人にもありがとうって言う!」と言い出して、みんな揃って営業時間が終わって後始末をしているおにぎり食堂にぞろぞろ降りて行きました。

掃除をしていた人が怪訝そうに子ども達に振り向きました。

私が「子どもがお礼が言いたいと言うので。」と説明して、子どもと私が「ありがとうございます!」と大声で言うと、掃除をしていた方々からやさしい笑顔が溢れました。

「子ども塾」ちょっといい感じです。

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