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野洲のおっさん「子ども塾」レポート 9/12(木)「パステルの水色」

野洲のおっさん「子ども塾」レポート 9/12(木)

「パステルの水色」

今週は、5年生3人、4年生1人、2年生3人の合計7人が来てくれました。

先週とほぼ同じです。

調べてみたら、去年の12月私が塾長になってから、来てくれる子どもの数は増えたり減ったりしています。

12月は、1人か2人か待ちぼうけかでしたが、「おにぎりとお菓子が食べられて、Youtubeができる!」の口コミでだんだん参加者が増えて、2月の終わり頃には15名にまでになりました。

ところが、その後に小4の女の子数人が「いやらしい動画」を観ていた事があり、思案の末、次週一人一人と話をして、子ども塾の願いを話し、「子ども塾では観てはダメ」だと納得して貰ったと感じましたが、残念ながらその後全員来なくなってしまいました。

また、4月下旬から5月中旬には見学バブルがありました。

「見学してもいいですか?」と電話の後、親が子どもを連れて来て、帰り際に「どうだった?」「おもしろかった!」のやり取りの後、子どもが参加するというパターンが連続してまた15名くらいまで増えました。

しかし、全てのバブルがそうであるように、いつの間にかバブルは去って、その時の子どもは来ていません。

そして、今週来てくれている7人は、ほぼ皆勤のジャイアンを筆頭に出席率8割以上の子ども塾のレギュラーメンバーです。

特に2年生の3人は、約束を交わして来ているようで、最初に来た子は「〇〇ちゃん、〇〇ちゃんは?」と他の二人の確認をして、私が「まだ来てないよ。」と言うと、「えーっ!」と言ってちょっとスネます。それで、来ると、抱き着いたり、手を取り合ってジャンプしたり、一気にテンションが上がります。みんなカワイイ子どもらしい子どもです。

その仲良し三人組の一人Tちゃんは、今日もご自慢のトランプを持って、最初にやって来ました。

いつものように私に残りの二人のことを訊いて、「えっー!」と言ってちょっとスネました。そんなに広くない子ども塾、訊かないでも分かりそうなもんやのにと思いますが、一種のセレモニーなんでしょう。

Tちゃんに「トランプして待ってよか?」と私が言うと、「そこまで言うのなら」という表情で「いいよ。」とTちゃんは言いました。

ババ抜きをすることになり、トランプを配っていると、相次いでSちゃん、Aくんがやって来てました。Tちゃんが「トランプやろう!」と言うと、Sちゃんはすぐ「うん、やろう!」と言いましたが、Aくんは「宿題せんと・・・。」とバックからドリルを取り出し始めました。Tちゃんは後ろからギュッと抱きしめて「やろう!やろう!やろう!」。Aくんは「離して!離して!」と抵抗していましたが、結局トランプをすることになりました。

2年生仲良し三人組と私のババ抜きは、「もう一回!もう一回!」の繰り返しで、延々8回続きました。私も分別のある大人ですので、事柄によっては手加減をすることもありますが、ババ抜きは手加減しません。その方がオモシロイし、それに全力でやってもいい勝負です。

結果8回やって、1位抜けは、

Sちゃん6回、Aくんと私が各1回でした。

トランプを持って来たTちゃんは負ける度に「もう一回!もう一回!」と言うのですが、結局1回も勝てませんでした。

Tちゃんが一回も勝てなかったのは、Tちゃんがいっぱいしゃべって、いろいろな人に話しかけて、その度に動いて動いて、手札が丸見えだからです。

SちゃんはTちゃんから札を取る順番なので、Tちゃんの手札を見て、しっかり自分の札と揃うのを取っていました。

それとSちゃんは「絶対勝つ!」という意志がありました。TちゃんもAくんも「勝ちたい!」と思っていますが、Sちゃんの「絶対勝つ!」とは違うものです。

Tちゃんはたまたま負けたと思ってるようですが、たまたまではありません。

仲良し三人組と私からはずっと見えていた小学2年生に、これだけ色濃く違いがあったことトランプをするまで私は気付きませんでした。パステルの水色と見えていたものは、近づくと実はいろいろな原色の合わさった結果であったようです。

人ってオモシロイ!

子どもってオモシロイ!

一緒に全力でやるって大事!

人数半分になったから分かったかも!

毎回いろいろなことを感じる子ども塾です。

写真は、2024年3月1日15名来てくれた時の「子ども塾」

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