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野洲のおっさん「子ども塾」レポート 5/2(木)「いじめ」

野洲のおっさん「子ども塾」レポート 5/2(木)

「いじめ」

今日は、5年生6人、4年生2人、2年生4人、1年生1人の合計13人が来てくれました。

「子ども塾」で新入会ラッシュが起こっています。

今日は、4人が今年度からの子どもでした。

新しく来る子は皆まじめです。

最初に「子ども塾」の説明をするのですが、「勉強はしてもいいし、しなくてもいいよ。」と言うと、喜ぶよりも驚きます。

そして、宿題を出して黙々とやり始めます。

今までに無かった傾向です。

それで、それに釣られて、前からの子どもが一人二人と勉強をし出すようになりました。

そして、ナント!

あのジャイアンが勉強をしていました。

宿題のようですが、前屈みになって、意外と熱心に集中して勉強しています。

やれと言っても絶対しなさそうなのに、「場の力」ってスゴイ!

ちょっと感動しましたが、そこはジャイアン、後で見るとジャイアンの机の周りだけ、どのようにこすったらこんなに大きなのができるのだろうと不思議に思う消しゴムカスが大量に残されていました。餌にすればブラックバスが食いつきそうです。

やはりジャイアンは期待を裏切りません。

今日初めて来た1年生の女の子は恥ずかしがり屋さんなのか、全くしゃべりません。

話しかけたら、聞き取れないくらい小さい声でお返事をしてくれるだけです。

席にちょこんと座ったまま殆ど動こうとしません。

「おとなしい子だな。」と思っていました。

ところが、その子が急に大きな声でしゃべり、動くようになりました。

「慣れて来たんだな。」と思い、「元気になったね。」とその子に言いました。

すると、その子がトコトコと私の横に来て、私の耳元で、

「私、いじめられてるの。」と言います。

「えっ、誰に?」

「Hくん」

「5年生のHくんか?」

「そう。」

Hくんはジャイアンの次にやんちゃな子ですが、ずっと子ども塾に来てくれていて、私が忙しい時に手伝いを頼むと、「えーっ、なんで!」と言いますが、重ねて頼むと渋々ながらやってくれます。お調子乗りで、時にやり過ぎることもありますが、陰湿なところは見えません。

どうしたらいいやろ。

そう思っているうちに、1年生の女の子は呼ばれて、2年生の女の子の方に走って行きました。

「いじめ」が大きな社会問題となっていることは知っています。

また、恐らく私の経験した子ども時代の「悪ふざけ」とは、決定的に異質だということ感じていました。

「いじめ」が減り、無くなることが、より良い未来のバロメーターと言えるとも思っています。

子ども塾のお約束の中心は「いつもゴキゲンでいる。」ことですが、いじめを減らす一番の方法はゴキゲンを増やすことだと考えています。

それで、このタイミングで、子ども塾で初めて「いじめ」という言葉を聞くことになりました。

子ども塾の「芯」が試されようとしているのかもしれません。

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