見出し画像

〖ひとりごと〗帰り路

そのまま空を映した凪ぎの上を進む。
澄んだ空気に濡れた地図には
霞のようになってしまった帰り路が
張り詰めた糸のように残っていた。
そろそろ君に譲ろうか。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?