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がん汁を試した


TVで見たがん汁を作ってみたいと思っていました。北海道では、去年からオオズワイガニが大量に上がっています。ただ、身は非常に細いので食べごたえはありません。漁師は値段を期待できません。          しかし、燃料費が高騰してる。                 猟師さんは、試しに市場に出してみました。            非常に安い値段で。                     受けた!!                         そして今年もスーパーにお目見えしました。           この二杯で約500円でした。

身は、細くてもカニです。
しかも殻が柔らかです。
がん汁にし易いはず。
やってみました。
爪やハサミそして甲羅は、除いてフードプロセッサーにかけました。

回らない!!
回ると容器から飛び出す。
飛び散ったカニ液を掃除しては、トライする。
これを数度繰り返しました。

そうか!!と手際が浮かびました。
なんのことはない小さくすること。
そして少量ずつ容器に入れること。
殻が細かくカットされ始めました。
ザルに移し水を入れ濾す。
さらに、カットをする。
水で濾す。

これを4度繰り返しました。
細かくなった殻だけが残る。
濾しても、もうエキスは取れません。

具を入れて熱をくわえてゆきます。


するとタンパク質が凝固し始めました。

そして、出来上がったのが見出しの状態です。
醤油仕立てが本来のがん汁ですが、
今回は、塩で仕上げてみました。
見た目同様にとても上品な仕上がりになりました。
農林水産省のうちの郷土料理には、生きたかにを使うとありました。  が、活蟹でなくても、うまくできました。。
次回は、ごぼうの他たくさんの野菜を入れて味噌仕立てで試してみようと思っています。

そして、次の日曜日にスーパーに再び陳列されていました。
さっそくごぼう他、具たくさんでこしらえました。          味は、味噌仕立てです。
前回とは異なって甲羅も捨てずミンチしました。
大正解です。
かにの風味が一気に広がりました。


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