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家庭でコーヒー自家焙煎、煙の心配がありません。そしてチャフで汚れません。

   

煙を出さずに焙煎することができました。               これで寒い冬でも窓を開け放つことがいらなくなりました。                      そしてフライパンが立派に育っています。

2019年の夏のことです、コーヒー代が月8000円を超えた。 
まもなく1万円かもね、と女房。             
そんなに消費しているの?                
コーヒータイムを減らす? NO                       グレードを落とす? NO                       ならば自家焙煎してみる?                      楽しそう、興味が湧き上がる。               
近所の店で生豆を購入して始めてみた。                 我が家で寝ていた鋳物のフライパンでコーヒーの自家焙煎。                       一応飲めるコーヒーが焙煎できた。                  それならもっと自分の好きな味を求めてみようか。           インターネットで生豆を購入してあれこれ試行。             3種類の生豆に決めた。                       ブレンドして我が家の味を追求し始めて数ヶ月後に気がついた。                          フライパンが真っ黒に光っている、                  フライパンが育っていた。                      そしてコーヒ代も2000円台に落ちていた。

現在の我が家のコーヒー

色に大きなばらつきがあるのは、種類の違い。

家庭で焙煎すると大変なのが煙。               それなんとかならない?                   冬も、窓を開け放さなければなりません。            さらに近所から苦情が来ないだろうかと心配がありました。             

今年になって煙を出さずに焙煎できました。               ここにそれを紹介させていただきます。

用意する道具
フライパン2枚
小ほうき
菜箸一膳
ザル2枚

予熱したフライパンに生豆を投入

菜箸でかき混ぜながらゆっくりと熱を加えてゆきます。                   火は弱火から微弱火です。                                     奥の中華鍋は、長年使っていましたがうまく育っていませんでした。            が、これもコーヒ焙煎に利用することで                          遅ればせながら使いやすくなりました。                          珈琲焙煎をしたパンで従来の料理に支障は出ません。                    もちろんコーヒーのほうにも問題なし。

ここが煙を出さない秘訣です。

皮がちらほら見えだしたら豆を片方のフライパンにまとめます。                               するとパンに豆の皮が残ります。
チャフともシルバースキンとも言うらしい。  

これが煙の元です。  

これを流しに掃き出します。                                  きれいに掃いたらもう片方も掃除します。                         両方のコンロ共に火は点けたままです。                          豆の温度を下げないためにパンが2つ必要です。                               

なぜチャフが煙の元と断定できたのか?                 大豆をフライパンで煎ると煙は出ません。                チャフがないからです。                         ならばそのチャフを掃除しながら焙煎したら良いのではないか?

丁寧にチャフ掃除をすることで焙煎の煙はわずかな量になりました。    上は作業終了時のチャフです。                      こんなに多量のチャフがでます。                     煙の状態は、下の写真を見ての通りです。

徐々に煎りが深くなってきました。                    煙は、ありません。                            菜箸でむらの出ないようにかき混ぜています。                       チャフの掃除のときにまとめることでも相対的に均一な焙煎が保たれます。

自分の好みの煎り加減で止めてザルに移し冷やします。                      ここでも2つのザルに交互に豆を移します。                        チャフが残りますのでこれも箒で掃除をします。                      チャフは渋みの元です。                                 チャフの掃除が行き届くとスッキリした味のコーヒーになりました。

まとめ
1.焦がさないように弱火でゆっくりと熱を加える。          
実は、真っ黒に焙煎された非常に深いコーヒーが好みでした。
そのために年末までは焦がす作業をしていました。が、それでは豆の個性をなくしてしまっていることに気が付きました。
そこでゆっくりと熱を入れて水分を抜くことに注力してみました。火加減はむろん弱火を使いますので片方のフライパンにまとめても焦がす心配がなくなりました。     
そして私の理想のコーヒーができました。         
深くて旨味があって爽やかでとろむコーヒーです。     
女房が淹れてくれます。
淹れるのは女房のほうが上です。  
しかし、珈琲淹れの上手い女房でも毎回同じ味には、なりません。
ブレンドの3種類が毎回同じ分量にはなりません。  
これが毎回の味が違ってしまう一番の原因です。      
でもハマった味になったときの美味しさは、格別です。                  3種類のそれぞれをおのおの焙煎する。          
ミルをするときに決めた割合に混ぜることをすると味が均一化できる。                       とは思いますが、今はこれで十分だと思っています。    
今日のは美味いね!                  
今回のは、少し薄いか?                
こんな会話をしながら女房の淹れてくれるコーヒを飲むことも楽しみ方の一つと心得ます。              
何より今以上に焙煎に時間を費やすことは、面倒です。
2.こまめなチャフ掃除                       これをすることで煙が出ないことともう一つ利点がありました。                          チャフが舞い踊り出しません。                     以前は、チャフが舞い上がらないようにパンに蓋をして作業をしていました。そしてフライパンを煽っていました。                弱火でじっくり加熱しながら菜箸でかき混ぜることでチャフは、静かにしています。                 
流しは、少し濡れた状態にしているので掃き出したチャフが底にくっついてやはり散らばりません。            
もちろん排水には、細かなネットを使用しています。    
チャフをネットで受けて下水道に流しません。       
焙煎時間は、この煎り加減で40分位です。
全作業時間は、50分くらいです。                   ふたつのパンを使いますので我が家の12〜13日分ができます。                         パンを一つでやっていた時は、焦がしていたこともあり煎り時間は15分くらいでした。
全体の作業時間は、30分くらいでした。                         使い切るのに1週間と持ちませんでした。            
今回の方法で1回の作業時間は、長くなったものの2倍の量ができます。
以前の2倍量の作業時間に比べるとわずかに短くなったでしょうか。
ま、同程度の時間で済むなら手間暇の部分では、オーライでしょう。

追記 2024年6月20日
自転車仲間のpotaさんがフライパンコーヒー焙煎を教えてほしい、と申し出がありました。先日師匠を気取ってみました。potaさんは、FeceBook..pota
さんのFeceBookアドレスを埋め込み でその時のレポートをしてくれました。習ってみたいくらい美味しいと評価いただきとても嬉しく楽しい時間をありがとうございました。


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