【名作アニメ】無限のリヴァイアスがYouTubeにて無料配信+全話を通しての感想

6月1日(土曜日)20時からYouTubeのサンライズチャンネルにて無限のリヴァイアスが無料配信とのことです。
最後まで配信してくれるのかわかりませんが、個人的には中盤から加速度的に面白くなっていくのでぜひ最後まで見てほしい傑作です。

無限のリヴァイアス(ネタバレなし感想)


こちらの作品、私はリアルタイムでは見ていなかった、というより作品自体を知らなかったのですが、その五年後くらいに視聴した結果見事のめり込みました。
どれくらいかというとドラマCD、ファンディスク、小説も揃えるぐらいにのめり込みました。(ファンディスクのネーヤが昴治にくっついている絵が可愛かった記憶が)ただファンディスクはショートアニメでしたし、小説版も面白かったのに続きがなかったりと、当時相当リヴァイアスの続きに飢えていた記憶があります。笑

序盤は主人公相葉昴治が他のキャラクターに比べて平凡ということもあり、そこまで続きが気になるという感じではなかったのですが、中盤以降はどんどん先が気になるようになり、終盤には感情が揺さぶられまくりながらも夢中になって視聴しました。

最後まで視聴して個人的に特にささったキャラは、主人公である相葉昴治、ヒロイン的存在蓬仙あおい、相棒的存在尾瀬イクミ、ファイナの4人です。
終盤でこの人物たちが行動するときは特にワクワク、ゾクゾクさせられました。
前述の通り最終話が特に素晴らしいのでぜひ視聴してみてください。


以下重大なネタバレとなりますのでご了承ください。

重大なネタバレありの感想


序盤ももちろん面白いのですが、中盤以降から加速度的に面白さが増していきます。
ある事件の後から主人公の友人、尾瀬イクミが能力をフルに発揮していくことになるのですが、ここからが怒涛の展開で面白いんです。
ただその「ある事件」は直接的な描写はないとはいえ個人的にはかなりの鬱展開なので、連休直前あたりに視聴したいところです。そういうことを配慮しての土曜配信なのかもしれませんね。有情
(この話を視聴した当初は、実は何が起こったのかよく理解できず後から詳細をネットで調べてました。そしてその後しばらく胃が重くなった記憶があります)

そして物語を大きく動かすイクミのキャラがこれまた良いのです。相葉祐希が天才タイプだとしたら努力型タイプみたいな感じでしょうか。小説版では何も習っていない祐希が武道を習っていたイクミと同じくらいの実力かそれ以上、的な描写があった気がするので、出自的に様々な英才教育を受けているのではないかと推測されます。それをフルに発揮していく終盤は常にワクワクして見てました。

そしてこのイクミが変わったあたりから昴治の行動にも目が離せなくなってきます。
全く違う感じですが「ロードオブザリング」のフロドに近いかもしれません。英雄的な能力を持つ人物たちが目を引く戦いを繰り広げている間、その裏で地味でつらい精神的な戦いをしているような。
状況に流されず、負の感情に飲まれず、自身の信念で行動する終盤の主人公感は凄かった。こちらも終始ワクワクしながら見てました。

昴治が自分を見失わなかったのは心の強さや周りの人のおかげというのもあると思いますが、平均的な能力のおかげで渦中に捲き込まれずに自分の心に向き合えた、というのも要因の一つにあったのかもしれませんね。

あとワクワクと言うかゾクゾクさせてくれたファイナさん。一見すると陰のある美女といった感じですが、思わずファイナさんとさん付けで呼びたくなるやばい人です。笑
最終的には相葉昴治の対比となる存在だったのかも。
相葉昴治は過去から離れたがっており、過去の自分、変わるきっかけの事件も知っている幼馴染のあおいや、原因となる弟ゆうきから離れたがっていた。
ファイナは過去を無かったことにしたいと思っていた。
しかし似ているようで、全く違った2人でした。

ファイナは自分の経歴に傷がつくことを恐れる強迫観念じみた潔癖症なのか、信仰心が強すぎる故なのか、それとも極度に自己愛が強い人だったのか未だに掴めておりません。
やばい人なんですけど終盤の行動は終始ゾクゾクさせてくれ、またその突き抜けた性格により嫌いになれないどころか作中でもかなり好きなキャラです。まあ実際いたら滅茶苦茶怖いのですが。笑
あと作中で結構修羅場にあっているのですが肝が座りすぎている。覚悟キマりすぎている。(服装のことではないです)覚えている中で彼女に大きな動揺を与えられたのは昴治とネーヤのみ。
あとは‥これ以上書くとさらに重大なネタバレになってしまうので書けませんが、とにかくやばいお方です。

ワクワク、ゾクゾクを与えてくれたとはちょっと違うのですが、しっかり者なんだけど作中で最も純粋なキャラの内の1人と言っていい蓬仙あおい。彼女のおかげで最初から最後まで見ることができたと言っても過言ではないと思ってます。

最後に

物語を通しての昴治の成長っぷりが素晴らしく、あれだけ色々なことが起きてしまった後だというのに最終話は一話目よりも強く希望に満ちた話となってます。
この続きがもっと見たいと思える素晴らしい最終話でした。超おすすめの作品です。

と長くなりましたが最後まで読んでいただき、有難うございました!

余談

話は変わりますが他に主人公と相棒的存在が袂を別つ黒田洋介氏脚本というとアニメ版「ガングレイヴ」も滅茶苦茶面白かったですね。こちらもおすすめです。
中盤での変わらないブランドンと変わっていくハリーの対比、高みを目指すハリー。それを表したかのようなエレベーターでの描写は当時話題になった覚えがします。
たぶん龍が如く1にハマった人ならかなりの確率で好きになれる作品かもしれません。また、逆も然り。

あと黒田洋介氏作品で紳士的には外せない「おねがい☆ツインズ」も強くおすすめしたい!当時深衣奈派、樺恋派でさながらきのこたけのこ戦争のような論争になったとかならなかったとか。
ちなみに漫画版もあり、そちらはアニメの逆バージョンになってました。こちらも面白かったです。

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