なっげぇ恋バナ聞いてよ
登場人物
・サトちゃんと山P 中学時代の女友達 たち
・ノッチ 中学から一緒の男友達
・Gさん 小学校1年からの男友達(現在片思い中)
中学はクラス皆と仲が良かったので、
進学高校特有の陰険な陰キャしかいない排他的な空気になじめずに二類に入ったことを早々に悔やんだ。
そこから勉強がどんどん嫌いになった気がする。
大体争うことが嫌いなのだ。アホらしい。
※勉学を未来の自分の防具と考えられず、
争いのための武器と思っている時点で当時の自分の浅はかさに気づくなどする。
どんどん不登校になる。
親友のサトちゃんも山Pも違う学校に進学したので守ってくれる人は居ない。
そんな私に近づいてきてくれたのがノッチ君だ。
ノッチも家庭に難アリなやつで
難アリ同士なのもあるし、昔通っていた塾も一緒で席が隣になった事もあり、中学も一緒だったから仲良くなるのは早かった。
夜中一緒に出歩き回ったりしていた。
高一の夏突然告白された。
俗に言うザイルタイプなので本当に全くタイプじゃないから断った。
その後気まずくなることも無く今もずっとターゲットがコロコロ変わる私の恋路を応援してくれている。
※なお、交際を断った際にいたたまれなくなってサトちゃんを紹介したら2人が付き合った話もある。
後に聞くと紹介した私に気を使って付き合ってくれたらしい。(衝撃展開無量空処)
その後くらいだろうか、課外授業で3人組で大学の視察に行くことになった。
ノッチと私は当然組んだが、あと一人どうしようというところでGさんが入り込んできた。
Gさんもクラスで1人だったらしく、
ノッチとGさんと私は中学が同じなのでそれから
課外授業は必ずこの3人で動くようになった。
ノッチはONEPIECEとかコナンは好きだけど、私みたいなオタク系ではない。
好きなのはEXILEと浜崎あゆみだ。
なんか色々聴かされたけどよく分からん。
一方Gさんは邦楽ロックや、コアな漫画が好きな男子だ。
Gさんは母子家庭で家には誰もいないことが多く、そして部屋が広いから放課後はノッチと遊びに行く事が多かった。
ノッチをフッてからはノッチはサトちゃんとのデートのため、放課後にGさんの家に行くのは私1人になった。
そこくらいからGさんとの関係は深まる。
なんだっけな。
そうだ、!
学校が無い日
私のお母さんが知らない男の人と遊びに出かけた時だ。
この頃お母さんが、知らない男の人と朝まで居ないことが多くて、なんとなく知りたくなかったけど浮気なんだろうなという事を察知した私はその日、
Gさんに今から遊びに行っていい?ってLINEした。
いいよー。って言われて向かう。
今思えばGさんに断られたってことが無いな。
あの頃愛されてたんだ。
お昼前Gさん家に着いたら特に家のことについて話すことも無く、WiiUのマリオをやっていた。
そしたらなんだかいい匂いがしてきて、「ちょっとこっち来て〜」と台所に呼ばれて、「はい、あ〜ん」って言うからなんだろう?と思ったら
クリームパスタを私の口に入れてくれて
そこから好きになっちゃったんだ!!
ウワーーーー!!!!はっず!!!
全て思い出した。
Gさんは料理が得意でお母さんと弟の分をよく作っていた。
自分の家庭の事情は話したこと無かったけど、
この時お父さんは居ないわ、高校はカスだわ、お母さんは浮気するわで独りだった私は完全に恋に落ちた!
その日からずっとGさんと行動を共にすることが多くて毎晩LINEしたり、オススメの漫画全巻貸してくれて
漫画の掛け合いをLINEの一言でお互い設定したり
いつだったか忘れたけど高二の初めくらいに告白されて付き合ったんだよな。
毎日楽しく交際していたのに、
Gさんの男友達がGさんに「そんな可愛くない彼女となんで付き合ってるの?」と聞いているところに遭遇してしまったことがあってそれが顔面コンプレックスの始まりでもあり、
こんな顔でGさんの隣に居たら迷惑かかるなーと思った。
その問いに対して「へ?そうか?」と言ってくれていたのが嬉しかったし、
実際学校では頬杖付きながら私の顔を愛しそうにまじまじと見てくる彼氏にそんな不安は抱かなくて良かったのだが、当時の私は色々とボロボロだった。
誰にも言っていない別れの原因の1つでもある。
あとは女友達に「あいつ私のこと好きだと思うよ。」と言われて完全に傷ついてこっちから一方的に別れを切り出した。
そしたら「闇猫がそう言うなら分かった。」
「本当に好きだったのにな」
て言ってくれた。
この時はすごく仲のいい女友達もできて、恋なんてもういいや!状態になっていた。
なんて薄情な女なんだろう。
Gさんは見た目で人を判断する人じゃないし、浮気なんてする人じゃないのにね。
断ってまた、いたたまれなくなった私は、またも同じクラスの女の子をGさんと引っつけようとした。
その子は前からGさんが好きだと言っていたから私より彼を幸せにしてくれると思ったのだ。
結局Gさんは断ったらしい。
高校を卒業して、
専門学校に入ってすっごいオシャレで可愛い1個上のお姉さんと友達になった。
そこからもう絶対この人みたいに可愛くなってもういちどGさんに会おうと思った。
自分に自信が持てたらもう一度Gさんと向き合えるかなと思ったからだ。
髪も染めてメイクも練習して久しぶりにGさんと会ったら、「すごい…変わったよね。」と言われたのを覚えている。
ニュアンス的に褒めの方だったから良いけど、あまりにも別れた日から年月が経ちすぎて私から切り出せず今に至る。
本当に何してるんでしょうね!!私ってやつは!!
今本当に全て思い出して気が狂いそうになっています!
皆さんご存知、私は正直一途では無い方だ。
嫌いになるとかじゃなくて他に気になる人がいるとすぐに目移りしてしまう!
冷めては再燃して再燃しては冷めての繰り返しで、落ち着きがない。
しかし男を取っかえ引っ変えしている訳ではなく、そういうところに関しては非常にかたいタイプなので片思いをして勝手に飽きての繰り返しだ。
しかしこれは浮気性では無い。のではないかと今気づいた。
多分ずっとGさんの事が好きだったんだけど、もう傷つきたくないから勝手に脳が忘れさせようとしていて、
寄りを戻そうと言ってもし断わられたらと思ったら、その事が怖すぎて他の人に目移りしてしまうのではないか??
他の人を好きになっては、Gさんを思い出しそうになるからまた他の人で塗り替えて塗り替えて。
ずっと大切なことを忘れていた気がする。
というか脳が勝手に隠していたからしょうがない。
私が今できることとは。???
ちょっと頭がパンクしそうだ。
思い出すのを止めるべきかもっと思い出すほうがいいかな。
何この気持ちー!!!
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