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第9回目:コピーライティングイミテーション(売れる文章を模倣する)

今回のコピーライティングイミテーション(売れる文章を模倣する)は、アフィリエイトをやっている人とかの間では密かに人気があるセールスレターです。

その名も

怠け者がリッチにある方法

です。

シンプルなレターになっていますが、

・感情を刺激するキャッチコピー
・説得力のある体験談
・信用を得るための工夫

など、非常に上手に作られています。

ぜひ、

「怪しい広告だな」

と思わずに一度研究をしてみてくださいw

本文

怠け者がリッチになる方法
 
ほとんどの人は日々の暮らしに精一杯で、お金儲けの余裕などありません。

 
私は良く働いたものです。一日十八時間。休日はなし。
でも大儲けするようになったのは、働く時間を減らしてからです。それも大幅に。
 
例えば、この宣伝文を書くのに約二時間かかりました。運が良ければ私は、それで五万ドル、いや十万ドル稼げるはずです。
 
さらにいえば、私は元手がたった五十五セントのものを十ドルで
買ってくださいとお願いするつもりです。
 
しかも、なかなか抵抗できない方法で。
あなたは愚かにも抵抗できずに終わるでしょう。
 
どのみち、私が9.5ドルの利益を得たところで、もっと稼げる情報を知ることができれば、あなたは気にもなさらないでしょう。
 
私が教える「怠け者のやり方」が儲かることは請け負いなので、
世界に例を見ない保証をご提供したいと思いますが、いかがでしょうか?
 
つまりこういうことです。私は教材を送りしてから31日間、いただいた小切手や為替を現金に換えません。
 
その間にたっぷりと吟味し、試していただけるというわけです。
 
貴方の投資額の最低でも百倍の価値がある思えない時は、
ご返品ください。
 
現金化していない小切手または為替をご返却いたします。
 
教材お届け後の請求、代金引換という方法をとらないのは、どちらも時間と
お金がもっとかかるから。ただそれだけの理由です。
 
私はすでに、あなたの人生で最大のお買い得品をご用意しようとしています。
 
十一年かけて身につけたノウハウをご伝授しようというのです。
つまり「怠け者のやり方」でいかに儲けるかというノウハウを。
 
ここで少し自慢話をしなければなりません。
いや、そうさせてください。
 
ご満足いただくまで私が「お預かりする」十ドル。その十ドルをご送付いただくことがどれだけ賢い選択であるかと証明するには、多少の自慢話が必要なのです。
 
私は十万ドル相当の家に住んでいます。それが可能なのは、十万ドルも払えないと私がオファーを蹴ったからです。
 
ローンの額はその半分もありません。
 
完済していないのは、税理士が全部払うなんてばかばかしいというからにすぎません。
 
自宅から2.5キロほど離れた私の「オフィス」はビーチに面しています。
息をのむほど素晴らしい眺めなので、仕事に手がつかないんじゃないかと人々は言います。
 
でも、仕事は十分にしています。
一日約六時間、年に八~九か月。
 
それ以外の時間は、「山小屋」で過ごします。
 
三万ドルしました。
支払いはキャッシュです。
 
ボートが二隻にキャデラックが一台あります。
いずれはも支払いは済んでいます。
 
株や債券に投資し、銀行には現金があります。
しかし、何よりも大切なものはお金で買えません。
 
それは家族と過ごす時間です。
 
では、どうやって私がそれを実現したのか、
つまり「怠け者のやり方」をこれから教えましょう。
 
まだ数名の友人にしか話していない秘密を。
 
それを「教育」を必要としません。私は高卒です。
それは「資本」を必要としません。最初のころ、私は借金で首が回らず、
友人の弁護士など破産宣告するしかないとアドバイスしてくれたほどです。
 
彼は間違っていました。私は借金を返済し、住宅ローン以外は一銭の債務も負っていません。
 
それは「運」を必要としません。
私はふつう以上の儲けを得ましたが、あなたが私と同じだけ儲けると保証するものではありません。
 
 
むしろ、あなたはもっと稼がれるかもしれません。
私が知るある人は、このやり方で一生懸命努力し、八年で千百万ドルを稼ぎ出しました。
 
でもお金がすべてではありません。
 
それは「才能」必要としません。
何を探すべきかを知る力さえあれば十分です。
 
それを教えようというのです。
 
それは「若さ」を必要としません。
私がご一緒したある女性は70歳を超えています。
 
彼女はただ私の教えに従い、必要なお金をすべてねん出しながら、
世界中を旅行されています。
 
 
それは「経験」を必要としません。
 
シカゴのある寡婦の方はこの5年間、私のやり方に倣って、年平均二万五千ドルを稼いでいます。
 
それが必要とするのは何か?
信じることです。
 
チャンスをものにするだけの信頼。
私が教えする内容を吸収するだけの信頼。
 
その原理原則を行動に移すだけの信頼。
 
ただそれだけで
それ以上でもそれ以下でもありません
 
信じられない結果が得られます。
保証いたします。
 
仕事を辞める必要はありません。
ただ、すぐに大儲けできるので、やめてもよくなるでしょう。
繰り返しますが、保証いたします。
 
ある人が語った卓見を私は忘れもしません。
 
「ほとんどの人は日々の暮らしに精一杯で、お金儲けの余裕などない」
 
彼が正しいと分かるまでに、どうか私ほどの時間をかけないでください。
いますぐクーポンを送りくだされば、ここに述べたことを証明いたします。
 
この私を信じろとは申しません。
とにかくお試しください。
 
私が間違っていたら、あなたが失うのは数分の時間と八セントの切手代。
 
しかし、私がもし正しければ?
 
「私は本広告を点検いたしました。ジョーカルボ氏と十八年にわたる交友があり、
かつ同氏の会計士を務める立場から、私はすべての記述が真実であることを証します。
(ご要望があれば会計士の名前も明らかにします)
 
ジョー、あなたが言っているのはでたらめかもしれないけれど、私が失うものなど、
たかが知れたもの。
 
「怠け者がリッチになる方法」を申し込みます。
ただし、送付後三十一日間は小切手や為替を換金しないでください。
 
理由はどうあれ、その期間中にあなたの教材を返品した場合は、現金化されていない
小切手や為替をご返却してください。以上を条件に十ドルを送ります。

感情を絶妙に刺激するキャッチコピー

キャッチコピーはこちらです。

怠け者がリッチになる方法
 
ほとんどの人は日々の暮らしに精一杯で、お金儲けの余裕などありません。

ほとんどの人は、多かれ少なかれ怠け癖があるものです。どれだけ仕事を一生懸命頑張っている人でも

できれば、苦労せずにお金を稼げたらな〜

と心のどこかで思っているもの。

ですから、このキャッチコピーは気になって仕方がないわけです。

そして、

ほとんどの人は日々の暮らしに精一杯で、お金儲けの余裕などありません。

この1文が共感を誘います。

「確かに俺もそうだわ・・・」

と思うわけです。キャッチコピーを読んだだけで、

「何やらすごいことを知れるのではないか」

という期待感を持つことができます。

ターゲットは誰か?

ここですこく、ターゲットについて考えてみましょう。

ご存知の通り、このような金儲け系の話は世の中にたくさんあります。でも、一向になくならないのは、

どれだけいい話を聞いても金持ちになっていないから

です。

つまり、ターゲットは

いい話をたくさん聞いたけど、未だに問題は解決されてない。

であり、彼らが求めているのは、

新しい解決方法

です。ダイエットでも投資でもなんでもそうです。こういうテーマの場合は、新しい解決方法を探している人がメインターゲットになります。

では、このようなターゲットにはどのようなアプローチをすればいいのか?

基本戦略は、

結果を出すための新しい仕組みを紹介する

です。

例えば、ライザップ。

それまでにたくさんのダイエットジムがありました。その中でライザップは、パーソナルジムとして徹底的に痩せるまでサポートするという仕組みを紹介することで、他との差別化をして成功しました。

要は、新しい解決策を求めているわけですから、新しい解決策を提示することが大事ということです。

このレターの戦略

全文を読めば気づいたことがあると思います。

「どんな商品なのか結局わからん!!」

って思いませんでしたか?

そうなんです。このレターは

秘密形式

を使っています。

要は、

最初から最後までどのようなサービスなのかわからないけど、なんとなく気になって仕方がない!

と思わせています。

ただですね、、単純に秘密にしておけばいいわけではないです。

秘密形式の重要なポイントは読めば読むほど欲しいという気持ちが高まってくるようにすることです。

このレターではどうやって欲しいという気持ちを高めているのでしょうか?詳しくみてみましょう。

欲しいの気持ちを高める方法

まず1つは、書き手の実績です。

それをレターでは自慢話と言っています。

ここで少し自慢話をしなければなりません。
いや、そうさせてください。
 
ご満足いただくまで私が「お預かりする」十ドル。その十ドルをご送付いただくことがどれだけ賢い選択であるかと証明するには、多少の自慢話が必要なのです。

この後に、いろんな自慢話が始まります。

これらの自慢話が非常にリアリティを持ってイメージができるだけでなく、読み手にとって羨ましい話なので、惹きつけられていきます。そして最後に、

では、どうやって私がそれを実現したのか、
つまり「怠け者のやり方」をこれから教えましょう。

ということで興味を持たせているわけですね。

さらに、

まだ数名の友人にしか話していない秘密を。

ということで、希少性を出してこの「怠け者のやり方」の価値を高めています。

欲しいという気持ちを高める方法の2つ目が、

「〜を必要としない」

というテクニックです。

それを「教育」を必要としません。私は高卒です。
それは「資本」を必要としません。最初のころ、私は借金で首が回らず、
友人の弁護士など破産宣告するしかないとアドバイスしてくれたほどです。
 
彼は間違っていました。私は借金を返済し、住宅ローン以外は一銭の債務も負っていません。
 
それは「運」を必要としません。
私はふつう以上の儲けを得ましたが、あなたが私と同じだけ儲けると保証するものではありません。
 
 むしろ、あなたはもっと稼がれるかもしれません。
私が知るある人は、このやり方で一生懸命努力し、八年で千百万ドルを稼ぎ出しました。
 
でもお金がすべてではありません。
 
それは「才能」必要としません。
何を探すべきかを知る力さえあれば十分です。
 
それを教えようというのです。
 
それは「若さ」を必要としません。
私がご一緒したある女性は70歳を超えています。
 
彼女はただ私の教えに従い、必要なお金をすべてねん出しながら、
世界中を旅行されています。
 
 それは「経験」を必要としません。
 
シカゴのある寡婦の方はこの5年間、私のやり方に倣って、年平均二万五千ドルを稼いでいます。

「〜を必要としない」というテクニックには、

・簡単に実行できる(つまり私でもできると思ってもらえる)
・他のサービスと差別化できる

という効果があります。

人がものを買わない理由の1つに、

・私にはできない。私には当てはまらない

があります。

この反論処理をするために、

「簡単に実行できるんですよ」

という必要があります。ただ、簡単にできるといくら言っても信用性は低いです。ですが、

「〜を必要しません」

ということで、どれだけ簡単なのかが分かりやすくなり、

「それなら私でもでいるかも」

と思ってもらえます。私でもできるかもと思ってもらうということは、欲しいという気持ちが高まるということです。

さらにこのレターでは、


 それが必要とするのは何か?
信じることです。
 
チャンスをものにするだけの信頼。
私が教えする内容を吸収するだけの信頼。
 
その原理原則を行動に移すだけの信頼。
 
ただそれだけで
それ以上でもそれ以下でもありません

と言っているわけです。

ただ、私のいうことを信じて行動するだけでリッチになれますよと言っているわけです。

これだけ簡単なことがありますか?w

信じるだけで救われるわけです。

嘘くさい話でも買ってしまう魔法のテクニック

ここまで読んであなたはこう思ったのではないでしょうか?

「いやいや、怪しすぎやろ!!ww誰が信じるねんww」

って思いますよね?

ただですね、、このレターの本当に凄いところはここなんです。

つまり、

「確かにそれは凄い秘密だけど、ほんまか?」

という疑いを3つの方法で解消しているとことです。

ではどうやって解消しているのか?

1つはレターの出だしにあります。それがこちら

私が教える「怠け者のやり方」が儲かることは請け負いなので、
世界に例を見ない保証をご提供したいと思いますが、いかがでしょうか?
 
つまりこういうことです。私は教材を送りしてから31日間、いただいた小切手や為替を現金に換えません。

つまり、

他がやっていないような保証をつけて強力なオファーを作り出している

ということです。

この保証があるから、嘘くさい話でも聞いてしまうわけです。要は読み手の心理として

「もし、役に立たなかったとしてもリスクはないな。でも、もしこの話が本当なら、、、相当凄い話だぞ!」

と思うわけです。

そして、レターの最後に2つ目の秘密があります。それがこちら

「私は本広告を点検いたしました。ジョーカルボ氏と十八年にわたる交友があり、かつ同氏の会計士を務める立場から、私はすべての記述が真実であることを証します。
(ご要望があれば会計士の名前も明らかにします)

要は、この秘密には価値があると会計士が認めているということです。このように権威ある立場の人の推薦があることで信頼性を獲得しています。

そして、3つ目はこのレター全体の雰囲気に隠されています。

それは何かというと、

誠実性

です。

徹底して正直に書かれています。例えば、

例えば、この宣伝文を書くのに約二時間かかりました。運が良ければ私は、それで五万ドル、いや十万ドル稼げるはずです。
 
さらにいえば、私は元手がたった五十五セントのものを十ドルで
買ってくださいとお願いするつもりです。
 
しかも、なかなか抵抗できない方法で。
あなたは愚かにも抵抗できずに終わるでしょう。
ここで少し自慢話をしなければなりません。
いや、そうさせてください。
この私を信じろとは申しません。
とにかくお試しください。

ちょっと上から目線な感じがしますが、これだけ正直に書かれていると、信頼性が上がります。

全ての世界的に有名なコピーライターはこう言っています。

「誠実であることが最も大事だ」

つまり、物を売る際には誠実であることが何よりも大事だということです。このレターは全体を通してこの誠実さを守っています。だから信頼してしまうわけです。

イミテーションポイント(どこを模倣すべきか?)

まずは何よりも、

・断りきれないオファーを作ること

です。

モノを売る際に大事3要素は、

・ターゲット
・オファー
・コピー

です。そして、優先順位もこの順番です。

つまり、どのような素晴らしいコピーを書いてもオファーがショボければ売れないということ。

ですから、断りきれないオファーを作ることが何よりも大事です。

その上で、模倣すべきところは、

・「〜を必要としない」というテクニックで欲しい気持ちを高める

・権威ある立場の人の推薦を得る

ところが、真似しやすいと思います。


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