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大引け・大幅続伸―米雇用統計待ちムード広がるも28000円台を回復

10/8東京株式市場で日経平均株価は大幅続伸、前日比370.73円高の28048.94円と、節目の28000円台を回復して取引を終えた。米連邦債務上限問題への過度の警戒が後退するなか、大型連休明けの中国本土市場が波乱なく推移したことなどが売り方の買い戻しを誘発、先物主導で650円近く上昇する場面があった。後場に入ると、今晩発表される9月の米雇用統計を見極めたいとのムードが広がり、伸び悩んだが、節目の28000円は割り込まなかった。東証株価指数(TOPIX)は10日ぶりに大幅反発。東証一部売買代金は概算3兆1984億円、同売買高は概算13億5677万株で、値上がり銘柄数は1746、値下がり358、変わらず79だった。業種別TOPIXでは「鉱業」「輸送用機器」「サービス」をはじめとする27業種が上昇、「海運」「証券」「銀行」など6業種は下落。「米フェイスブック社から北大西洋横断海底ケーブルを受注」と報じられたNEC(6701)が4日ぶりに大幅反発、竹内製作(6432)は通期見通しの引き上げが好感された。キヤノン(7751)にはJPモルガン証の格上げが観測され、ネットマーケティング(6175)は9月度の新規会員数の増加が刺激材料となった。反面、大手海運3社はそろって下げ幅を拡大、マネックスグループ(8698)はビットコインの下落が嫌気された。宅配や省人化など次世代モデルの構築が急務とされたセブン&アイホールディングス(3382)、企業買収に伴う財務負担が警戒されたENEOS(5020)はともに朝高後下げに転じ、3-8月期大幅増益のクリーク&リバー社(4763)は出尽くしの反応を示した。
新興市場でも主力株に買いが入り、主要2指数がそろって続伸。エネチェンジ(4169)、シグマ光機(7713)、アクアライン(6173)が買われ、BASE(4477)、キャリア(6198)、かんなん(7585)は売られた。

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