「素敵な人」の条件とは
誰にでも憧れの人はいるのではないか、と私は思っている。
憧れる像も、憧れる人数も人によって多かれ少なかれあると思うけれども、今日は私が考える「素敵な人」の共通項を紹介できたらと思って、筆を走らせている。
さて、その本題の「素敵な人」とはどのような人物だろうか。私にとって「素敵な人」はやはり手をすっと、差し伸べてくれる人だ。
何故かって?
それが、すごく難しいからだ。
例えば、学校や職場で悩むことがあって友人や先輩に相談する。そこでもちろんみんな親身になって話を聞いてくれる。しかし、この時の「親身」になってくれる程度、そしてその瞬発力や心の広さは「素敵な人」を構成する大きな要素だと思っている。みんな「あなたのためなら頑張るよ」という割には返信が遅かったり、相談への回答が曖昧だったりしたことはないだろうか。そんな時は大概一度信じた相手だから、きっとこれから手を差し伸べてくれるとか勘違いしそうになるが、基本的にそんなことはないと思う。
だが、ここで「素敵な人」はやはり違うと思う。
私が現に体験したのが、イベントに参加した時の話だ。初めて会う相手、ましてやイベントの登壇者であった。しかし、どうしても私はそのイベントで話されていた内容がどうしても知りたかったし、自分が抱えている課題を打破できる一歩になり得ると直感的に思っていた。しかし、私は学生という立場で、少なくともその場にはふさわしくない人物だった。だから、連絡先を聞くのもすごく勇気が必要だった。しかし、聞いてみるとすごく気さくで、実際messengerで連絡したら、「すぐに」そして「相談」に実際のっていただけたのだ。私は本当に驚いた。そんなに、初対面の人に優しくできるのか、と私は一瞬真剣に悩んだこともある。
だけれども、私が至った結論はつまるところ「心の広さ」。そして、自分のエゴを押し付けずに、人のためを考えられる人が「素敵な人」なのではないだろうか。素早い反応も、真摯になってくれる姿勢も純粋なその気持ちからでしか生まれないのではないだろうか。
すぐに「素敵な人」になることは難しいだろうし、皆が目指さなければいけないということも決してないと思う。だけれども、私はこのような形で、一歩ずつ前に進める力をもらえたのだから少しは恩返しがしたい。「素敵な人」との差はあっても、私もそうやって純粋な心を大切にしていきたいと思った、今日この頃である。
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