おしの沙羅

日記 / 俳優 / 書道家

おしの沙羅

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最近の記事

2024.0422 欲

できないことがある ということは ある意味幸せなのかもしれない なかなか手に入らないものや 満たされないようことにも全て 可能性が含まれている 人は未来への希望によって 生かされているものだと感じる 今日あれをしようとか 今夜あれが食べたいとか 明日晴れますようにとか そんな些細な気持ちも 全てが小さな希望となっている 叶えては望んでの繰り返しで 消えない欲に うんざりすることもあるけれど そういう不快なものたちに 生かされてたりもするんだなぁと思えば 少しだけ寛

    • 2024.0421 生活

      私はただ 生きることを頑張っている 生きることは ちゃんと生活をするということだ 毎朝花に水をあげる 部屋をちゃんと掃除する 洗濯物をためない 毎日運動する 食べるものに気をつける 本を読む 人の顔を見る 街の空気を感じる 自然を感じる 今日できることをやる 日々変化に気付きながら 自分の命が死へ向かっていることを 自覚する 私の生活は それらをただ頑張るだけだ これが私なりの 「生きる」を見つめる方法なのだ 平常な自分を保ち続けることは 関わる人への礼儀でもあ

      • 2024.0417 東京

        東京の自然は綺麗だ 綺麗すぎるんだ 都会の街並み 高層ビルやガラス張りのお店にも 馴染んでいるほど綺麗だ どこにも欠点がないんだ 少しも枯れていたり 汚れたりしてないんだ 自然だけど 不自然でもある 人の手が加わっていないものを 自然と呼ぶならば これらは自然を元にした 自然という名のアートだろう おしの沙羅

        • 2024.0416 戯言

          やることのタスクが増えたり 充実している時ほど くだらないことを考えてしまう 明日から始まる現場の 台詞をちゃんと覚えるべきだし 依頼を受けている書作品を 完成させたいし 個展の細かい作業も 進めないといけないけれど 今日はどうしても 街ですれ違う人たちの 待受画面を想像してしまう お花の写真かな 牛久の大仏の顔かな 太っちょキジトラ猫の写真かな (それは私でした) 好きな芸能人かな デフォルトの画面かな 彼氏や彼女かな 思い出の景色かな 金色の三輪さんかな

          2024.0415 花と共に

          良いことがあった帰り道 お花屋さんに寄ってしまう癖がある なんとなく目が合った子を連れて帰って ベランダに並べる ワイングラスで二、三杯 あげれば充分だった水やりも 今では容量3.3ℓのジョーロを使ってる ひとつひとつ 何が起きた日に出会った子かは覚えてないけど すくすく育つ幸せのしおり達に 毎朝水やりをする度 私の人生はもう充分 幸せなものだったんだなーなんて 実感しちゃってね 膨らむ幸 お腹いっぱい おしの沙羅

          2024.0415 花と共に

          光はどこにある

          薄汚れた景色に ひっそりと紛れていたい 空虚と退廃の中に転げ落ちる 石ころを磨きたい 歪みを抱きしめたい 心を尽くし 思いを尽くしたい 崩れ落ちる寸前の静寂で すべてを抱きしめて 爆発したい 切なくて、あつくなる 色のない世界の底で ひと筋さす光を眺めた その瞳に写る光こそ 希望だ

          光はどこにある

          心の

          苦しみを受け入れて 耐えぬいたとき 涙をこらえて 悲しみを乗り越えたとき 怒りをおさえ 愚痴や弱音を吐かず 誰のせいにもせず 自分と向き合ったとき 人の心に 根が生える どれだけ幹や枝葉が揺れようと 優しくて、柔らかい 力強い根っこ そんなあなたの目の奥は とても深く 誰かを癒し 包み 眠らせない そして「強さ」は 「やさしさ」へ 形を変える 言葉は要らない 存在から滲む 目に見えない「説得力」が 確かに、在る 心の佇まいなんだろうなぁ

          知足

          魚はどこまで泳いでも 水を離れることはない。 鳥はどこまで飛んでも 空の果てにぶつかることはない。 魚は空を飛ぼうとせず 鳥は海を泳ごうとしない 自由自在であることは 足るを知るということだ

          私の顔は、私のもの。 だけど私以外の人のほうが 私の顔を見てる時間が長い 気分転換に 真っ赤な口紅を塗って出かけても 私からは見えてない 鏡を見てる時間以外 「今、自分の唇が赤い」という 意識の中の実感しかない そういえば 自分の顔が思い出せない 写真に写った自分はすぐわかるのに 自力で頭に描けない よっぽど他人の顔の方が 鮮明に思い出せる 赤い口紅が好きな「あなた」がいたら 喜んで塗りたい だけど「あなた」がいなくなれば すぐにその口紅を落とすだろう 自分

          浮遊

          風に身をゆだねて 浮かび漂いたい 一定の形をもたず 自然に移り変わりたい 流れる世界に抱かれて 時間に身をまかせて 心動くときは動かし 動かなければ動かさず 形を変えていきながら 旅をしたい 移ろう景色を眺めながら 雲見るの、好きです

          ぽろぽろと

          はじめまして 忍野さらです 日々の気持ちや 浮かんだ言葉を書き留めておきたくて 始めました なんだか広々した空間ですね 真っ白なキャンバスと向き合ってる気分.... うん、きもちいい! 戯言独り言ではありますが 時々覗いてくれたらうれしいです 忍野さら