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「O」13話.黒い魔法

黒い魔法


とある時代のとある町、号泣する男の子がいた。
彼の目の前で、付き合っていた彼女が倒れた。

彼は途方に暮れて、日々を過ごしていく事になる。

街中の人からも視線を集め、とうとう家に引きこもるようになってしまった。


ある日、家の地下室で妙な本を見つけた「黒魔術 錬金」と書かれていた、
彼はその本を読み始め、あるページを読み家を飛び出す。

〈黒魔術で死者を生き返らす〉と書かれたページが開かれたまま部屋は暗くなっていく。

その日から街の図書館に通うことにした。
そう黒魔術を鍛錬し、習得しようと思ったのだ。


数年が立ち、ある森にこもり始める。
昔、祖父がつかっていた古民家で、自給自足の生活をしながら黒魔術を練習を始める。


ある日、祖父の家の棚で書類を見つける。
そこには〈ある少女にある薬品を注入した。これは実験であり、私のすべてだ。結果をここに残す・・・・。〉

〈薬品の影響か、脳に腫瘍が見つかる。この実験をみまもる為に、治療薬や中断は一切しない〉

〈実験は失敗した。能力者を好意的に作ることは不可能〉

彼は、その書類を読み進める内に、祖父が実験していた少女が自分の彼女であることが明らかになってく。
彼は怒りがこみあげてくる。

その場で、今まで学んだ魔力を解き放たれる。


感情のすべてが、魔力になり、彼はありとあらゆる物を魔法で壊していく。
そのまま玄関を飛び出て、古民家を破壊した。

彼の名は「GEN

彼は、黒魔術を独学で学び黒魔術師となった。 もともとは、恋人を蘇らせるために学んだ魔術だが、闇落ちしてしまい、その力を使い多くの者たちを恐怖に追い込んできた。


しばらく立ち、彼はある時代で名を残した最悪の魔法使いと呼ばれるようになっていた。

彼は、幸せな集落や村を滅ぼし始めた。
襲った者の中で、彼女に似た肉体を見つけるたびに、自分の彼女を蘇らせる呪文を唱えていく。


なぜ彼は次々と襲っていくのには理由があった。
死者を蘇らせるには、肉体の等価交換が必要なのだ。


そんなある日、GENはYAGAMIの噂を耳にする。
GENは、彼と共に行動すればいずれ、自分の理想が叶うと思ったのだ。


酒場

ある日、酒場でYOSHIOKIの姿を見たGENは、そのオーラに気づき酒場を出ていくYOSHIOKIについていく。

YOSHIOKIは裏路地に入っていく。
GENも路地裏についていく。

路地には、カラスがごみを漁っており、人は誰もいない。


YOSHIOKI「なにか用か?」

GENは、尾行がばれていたと焦る。

GEN「お前、YAGAMIの連れか? オーラが通常の者とは違う。」

YOSHIOKI「だったらなんだ?」

GEN「俺を仲間にしろ」

YOSHIOKIは、ため息をつく。
YOSHIK|OKI「お前みたいな小僧が、あの権力に加わることはやめろ」

GEN「俺は、全てを捨てた。何もない。お前らの野望を一緒に追う」

GENは、ようやく会えた能力者に心を揺るがす。
すると、YOSHIOKIは、GENをいきなり金棒でブチノメス。

GENはその場に横たわり、YOSHIOKIはその場を立ち去ろうとする。

GEN「まっ・・・。まて。」

YOSHIOKIは、GENの髪を握り頭を持ち上げる。

YOSHIOKI「いいか?俺らとお前は違う」

GEN「なにがいけない。俺は強い!!!!!」

YOSHIOKIは、彼の憎しみの表情を見た。
GENを気絶させYOSHIOKIはその場を立ち去る。


目が覚めたときは、昼間になっていた。
GENは、その場に座り込み怒りがこみ上げる。


YOSHIOKIがアジトに戻るとYAGAMIがいた。


YAGAMI「彼は面白いか?」

YOSHIOKI「なんだ見ていたのか?ただのガキだ」

YAGAMIは、外を見ながら煙草を吸う。
YAGAMIは、YOSHIOKIに何か違和感を感じていた。



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