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noteリレー③ 島高バレー部と中田久美さんの回想(4)  山本ただお

今年、現キャプテンは公式戦には出られません。3年最後の大会として目標としていた大学で行われる大会もコロナで中止になりました。

2人の2年生はそのキャプテンの耐えている姿を見てきて、その気持ちを受け継ごうとしています。

実は先月7月練習をさせてもらうために島外遠征を2回行いました。

そのうちの1回は昨年に引き続き伊勢原高校で練習をさせて頂きました。伊勢原高校は2年前に春高に出ている強豪で大島高校は昔から交流のある高校です。

そこで伊勢原高校Aチームの中に現キャプテンは入れてもらい強い相手と試合をしました。キャプテンは伊勢原の選手にまったく引けを取らないプレーで大活躍しました。そして憧れだった伊勢原キャプテンとはお互いが尊敬し合っていたことを知り、素晴らしい友を得て心温まる話ができたそうです。


そして現キャプテンが今まで困難がたくさんあったけど続けてきて本当に良かったと心から思った瞬間だったそうです。


諦めなければ心から嬉しいことは必ず起きる!

それを、キャプテンは小学生の時から島高バレー部の先輩たちに憧れ、私もそうなりたいと一生懸命やってみた末に実感したそうです。

だから島高バレー部の伝統を何としても残したい。私がいなくなった後も後輩たちにそんな心からの喜びを経験して欲しい、と言います。

キャプテンはそんな大島の子の姿を久美さんに見せたいと思っているのだと思います。

私の勝手な思いですが、大島の子は本土の子には負けません。困難の中だからこそ得られるその嬉しさを経験して欲しいと思います。その思いは現キャプテンの思いと何ら変わりはありません。

私はこれからも大島の子を応援していきたいと思います。

              山本ただお

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