見出し画像

noteリレー① バチコン小林

令和4年7月13日(水) 「島高水曜日開放バレーに参加」
少し遅れて体育館に到着すると、練習を除きに来てくれた小学校バレーの代表の方と会う。

なんとも嬉しそうな表情で、「すごい楽しそうにやってるよ。」と教えてくれる。

体育館に入るのが、楽しみになった。

今日は、大島高校バレー部の練習に、中学生が混ざって練習してもいい水曜日。

島高女子バレー部員は、現在3名。

顧問の先生たちが、なんとかバレーに熱意がある中学生を高校に繋げたいと、中学校の先生や生徒に呼びかけ、参加者を募っている。

通称「開放バレー」にしちゃおう。笑

8月のバレーイベント「プロトコールプロジェクト」には、全日本代表の経験がある、中田久美さん・野本梨佳さんが来島してくれる予定。

そこに向けて、私も何かできることないかと、地域の方に呼びかけたら、仕事を早く切り上げて3名の方がかけつけてくれた。

なんだかジ〜ンとなる。

そもそも、私が島高練習に参加するようになったのは、小学校バレーの見学に行ったことから始まった。

娘もそろそろ小学生に上がる頃だったので、バレーを経験した私は、娘にもバレーボールに触れてほしいと思っていた。

そんな中、ブルーブローという小学校のバレーチームを紹介してもらい、見学に行ったのだ。

衝撃だったのが、その日は高校生や中学生も参加していて、小学生に教えてくれていたり、レベルの高いプレーを見せてくれた。

小学生から高校生までが、バレーボールという一つのスポーツのもとに、一つの体育館に集まってなんとも楽しそうにプレーをしている。

衝撃だった。

何か、自分にもお手伝いできることはやっていきたいと思った瞬間だった。

また、大島高校のK子先生とは、小学校の教員をしていた頃から、連携して授業をしてくださっていた。

そのK子先生がバレーボール部の顧問になった時から、少しずつバレー部の練習を見学したり、練習試合に参加したりすることが増えた。

コロナ禍でも、部員がギリギリでも、最後の最後までボールを追い続ける高校生たち。

この大島で、30年近く指導しているY本さんの指導が、細かなところまでいき届いていることを肌で感じた。


今年度に入り、大島高校のバレー部員は3名に。

そこで、なんとか今の大島のバレーをさらに良くしたいと、密かに熱く熱く燃えているK子先生が立ち上がった。

東京都の宝島事業にエントリーするから、小林さんにも手伝ってほしいと声をかけてくれたのだ。

水曜日の開放バレーの練習後に分かったことだが、参加してくれる中学生のために、顧問の先生と高校生3人が、練習1時間前に相談して、この日の練習メニューを考えたそう。

だから気持ちが入った顔つきだったんだなぁ。

顧問の先生の

「あんなに高校生がはりきるとは思わなかった。」という言葉にうれしくなる。

そして、とても良いプレーをする中学生が多い。これまでの小学校と中学校で、良い指導を受けてきた証拠だとも思う。

練習が終わり、最後に私から中高生に話をすることになった。何を話そうか迷ったが、やはり、こうやって中高生が集まれる環境をつくってくれた高校の先生たちの話をした。

こうやって、あなたたちのことを考えて応援してくれる先生たちが、そばにいるんだよと。

それが、今の島高バレーの一番の魅力だと私は感じる。

開放バレーが終わった夜に、キャプテンの子からLINEがきた。

「中学生が『今日の練習楽しかった!』と言ってくれて、すごくうれしいです!」と。

いやぁ、そんなLINEをもらったら、こっちもうれしくなったちゃう。

正直、島のコミュニティ(人間関係)は、難しいところもあると感じている。

このプロジェクトに関わることで、できる限り関係者には直接会って話をしてつもり。

それでも、変わった目で見られることも少なくはない。

でも、やはりこういうまっすぐな気持ちの高校生を見ると、一番元気をもらう。

やっぱり、シンプルに真っ直ぐ自分が思ったことを行動にうつしていくことが一番だと再確認できる。

私もバレーボールをしてきたが、バレーボールの良さは、一つのボールをチーム全員で繋げるところだと思っている。

自分が努力することで、チームが強くなる。厳しい練習の中だからこそ、相手を思いやることの大切さが分かってくる。

だから、これまで高校の練習を3人で練習してきた気持ちは、この3人しか分からないと思っている。

テレビには、春高やインターハイなどで、同じ高校生バレーボーラーの姿をきっと見ている。

いくら練習しても、ここにつながる大会にも、今の人数では参加もできない気持ちも、この3人にしか分からない。

だからこそ、私はこの高校生3人の近くで、一緒にやれることをやりたいと思った。

顧問、部活動指導員の方とどんなことをやれるのかが楽しみで、やってみることにした。

高校生としての大会は出場できないけど、

この夏最後までバレーをやり続けたキャプテン。

3年生たった一人で、ここまでやってきたキャプテン。

この大島で、「バレーは楽しい」「高校でバレーを頑張りたい」という子を増やしたいと言っていたキャプテン。

素晴らしい指導者に恵まれ、ここまで強くなったキャプテンの彼女と、中田久美さんが会える日が楽しみだ〜!

            バチコン小林

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?