あの頃よりは
手持ちの言葉を減らしたんだ
使えない言葉が増えてしまったから

ものは知れば知るほど
無垢な自信は削がれていって
想像力は現実に圧される

嘆きを放つのにも
人の悲しみに共感するのにも
自分の個性が邪魔で

自由に絶望する権利だって
生きる事を選んだ時点で消えたんだ