雑記 2024.5.22
鏡を見ても 映らないし
地面を見ても 影はできない
自分は いる
些細なことにいちいち傷付き
他者をやたら傷付ける心だけが
"自分"という仮の高さに浮かんでいて
そこに手足がくっついてる
べろんべろんの寒天みたいな
透明の自分を傷付けて
やさしさを
かろうじて搾り出す
それでは到底
足りない
神は「まず自分を許せ」と
一番つらく厳しいことをおっしゃる
いろんな人たちの
無数の口や手を借りて
自分を好きになれと歌われ
自分を許せという言葉をくださる
10光年くらいの遠さから
放射線のよう
感知もできない一瞬で
それらは僕を通過してゆき
確かに
身体は傷付いている