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千歳のやきいもや 芋と夏~内山奈月さん

PERSON-09

千歳のやきいもや 芋と夏
@chitose_natsuimo
内山奈月さん
2021年10月キッチンカーでの焼き芋屋さんをスタート。

どんな人に向けてどんなサービスを提供していますか?

焼き芋、干し芋、お芋のブリュレと焼き芋雑貨の他、大人の駄菓子を販売しています。火曜日には配達もやっています。雑貨は、焼き芋屋さんを始めてからどんどん好きになって焼き芋雑貨を作っている作家さんを調べました。

起業のきっかけは、前職の経験

“まいぷれ”という地域情報サイトでの仕事をしていたのですが、事業者さんの起業のきっかけや思いを、沢山の方にお聞きしました。そんな中で、もしかしたら私にも「私にしかできない何か」があるのでは?と思ったのがきっかけです。

前職の取材先では「今日も元気だね!」「元気もらえたよ!」と言われることも多くて嬉しかったんですが、そんな中、遠方の知人に元気がないことを知りました。コロナ禍だしそんな方って多いだろうな、という思いから、誰かに会いに行く、そこに美味しいものがある、ということが出来ればいいなという気持ちが沸いてきたんです。

転勤族の多い土地柄だし孤独死問題もありますよね。お芋をお届けして「また来るね」そんな繋がりを持てることがしたくて、配達を始めました

よく「なんでお芋なの?」と聞かれます。アレルギー持ちだった私に母が食べさせてくれていたおやつが、今思うと干し芋や焼き芋が多かったんですよね。赤ちゃんからお年寄りまで食べてもらえるお芋で元気を届けたい!と思っています。

屋号の由来は?

焼き芋=秋冬、ではなく夏も食べようよ!という気持ちから芋と夏、という名前にしました。焼き芋に適したお芋は、採れたてのものではなく貯蔵されたものなんです。焼き芋ブームや、天候の事情で仕入れが大変なこともあります。夏に楽しむ、ということが難しくなるかも知れませんが出来ることをしていきたいですね。

起業の喜びと、苦労したこと

「千歳に焼き芋屋さんがなかったから嬉しい!」「離乳食で使いたい!」と喜んでくださる方が多くて、本当にうれしいです。
優しいお客様が多く、リピーターさんも多いので「いつもありがとうございます」って言えることも嬉しいですね。あとは配達の車に「芋と夏」のステッカーを貼っているのですが、小さな子が手を振ってくれたり声をかけてくれたりもして、嬉しいですね。

始めたばかりの頃は深夜2時からお芋を焼き始めたりしていて、生活のペースを作るのが大変でしたね。ブラック起業ですね!笑 今は5時ころから焼くという生活リズムができてきました。

大切にしている、「地元との繋がり」

前職まいぷれでの仕事中に「今日も元気だね!」「元気もらったよ!」という言葉をもらった私なので、やっぱり元気を届けたいです。地元の方にお芋と元気を届ける為に配達も続けたい。

デリバリー業者さんからも声をかけていただいていますが、自分で届ける事に魅力を感じているのでお断りをさせていただいているんです。
あと、地域に密着した小さなお祭りやイベントは出店したい気持ちがあるのですが、規模の大きいイベントはお芋の数も限られるのと、焼く時間がかかるのでお客様にがっかりさせてしまう懸念があってお断りをしています。
出店することで町の方が喜んでくれるとか、盛り上がってくれるとか、そんな場に出店したいですね。

今後チャレンジしてみたいことは?

農家さんへ足を運んでいて、出荷できない芋で何かできないかなと思いました。企業や教育機関とのコラボなどでロスを出さない取り組みが何か出来ると楽しそうだなと思います!
あとは、キッチンカーの窓口でお渡しした後におしゃべりしつつ食べられるスタイルも良いなって思っています。これも一人だと限界があるので農家さんの協力なども必要かなと思いますね。あとは雪問題も解決しないとですね!

第2回はじめましてマルシェにもエントリーしました!秋開催でお芋の時期。私も楽しみにしています。

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『おいしいモノと笑顔と元気』を届ける内山さんが作る焼き芋で、味覚も気持ちもほっこり出来る人が千歳近郊で広がっていきますように。
内山さん、ありがとうございました!

事業者情報
千歳のやきいもや 芋と夏
http://natsu-imo.under.jp/#concept


じもじょき.netちとせ
千歳市と千歳市オリジナルキャリア支援団体おしごと部ちとせとの協働事業です。


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