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ダスクモーン初週のオフ大会参加レポート【スプリッターコンボ】【Magic: The Gathering】

先の週末もショップに赴いて大会参加してきました。
出無精でものぐさな筆者が、よくもまあ毎週欠かさず出張っているものだと、自分でも関心しています。
それほどに紙で遊ぶマジックは楽しいですね。

一方で同週末、アリーナでは100人規模のスタンダード大会が開かれ、グルールアグロがワン・ツーフィニッシュを決めていました。
《残響の力線》が大活躍したようで、アグロに轢かれる側のデッキを好む筆者としては、これから辛い環境が待っていそうで頭が痛いです。

閑話休題。


使用デッキ

スプリッターコンボ

1枚に収められないなら、ただ見づらいだけでは

『ダスクモーン:戦慄の館』の《永劫の活力》によってキルターンが早まった、スプリッターコンボを使用しました。

世間で結果を出しているリストはティムールカラーでコンボの始動と完遂に全力を懸けているものが多いですが、アグロ相手に何もできずに負ける展開を嫌い、ジャンドカラーで除去を積み増した形にしてみました。

また、5枚目以降の《永劫の活力》として《陰湿な根》をメイン・サイドに採用しました。
《嵐を断つ者》は《切り崩し》でも簡単に処理されてしまい、先出しが利かないため、先出しできる側の札を増やしたいと考えての採用でしたが、サイドインできる試合はありませんでした。

※以下、レポート部分は書き口調が変わります

9/28(土) 晴れる屋TC東京

プレインズウォーカーフレンドリーマッチ

シミックマーフォーク 🎲〇 / ××
[メイン]
コンボ始動するも完遂できず、続くカードを揃える前に負け
[サイド]
コンボ始動するも完遂できず、続くカードを揃える前に負け
---
[振り返り]
お相手のデッキがよく分からず、青マナが寝ているうちにとコンボ始動を逸ってしまった。
後で聞けば打ち消しは採用していないようだったので、ライフがもつ限りはインスタントソーサリーを集めてからのコンボ始動で良かった。

不戦勝

ゴルガリミッドレンジ 🎲〇 / ×〇〇
[メイン]
《大洞窟のコウモリ》にコンボパーツを抜かれ、《亭主の才能》で除去できないサイズに育てられて押し切られ
[サイド]
《大洞窟のコウモリ》や《強迫》でハンデスされつつも、クロックには多少の余裕があり、ギリギリでコンボ完走して勝ち
[サイド]
除去やハンデスで互いにリソースが尽きたのち、《苔森の戦慄騎士》でドローし合う展開になる
こちらは《陰湿な根》を貼っていたため、苔森を墓地から唱えるごとに植物トークンが増産されて押し切り
---
[振り返り]
際どい勝負になった際の《苔森の戦慄騎士》が強く、スプリッターコンボをジャンドカラーで運用する利点の1つだなと思った。
除去って苔森のリソースで勝つなら、スプリッターコンボじゃなくて良いんだよなあとも思った。

スタンダードショーダウン

セレズニアウサギ 🎲× / ××
[メイン]
トリプルマリガン土地1キープで、土地1のまま負け
[サイド]
除去でしのぎつつパーツを探すも、《嵐を断つ者》が引けずに負け
---
[振り返り]
足の速いデッキを相手にパーツを探す猶予も短く、ただ間に合わなかったという印象。
アグロ意識で除去を積み増した構成にしたが、どうせ間に合わないならコンボに全力の構築で良いかも、と思わされる試合だった。

イゼットカワウソ 🎲× / 〇〇
[メイン]
カワウソ横並べの果敢ビートで押されるも、ギリギリでコンボが間に合って勝ち
[サイド]
除去で遅延してコンボで勝ち
---
[振り返り]
サイド後は《紅蓮地獄》を都合の良いタイミングで引き込めて都合良く勝った。
除去を積み増した構築が功を奏したなと思える試合だった。

ボロスハツカネズミ 🎲〇 / ×〇〇
[メイン]
2マリガンから《嵐を断つ者》を引き込めずに負け
[サイド]
除去で遅延してコンボで勝ち
[サイド]
3ターン目に置いた《永劫の活力》に対して、《悪魔祓い》でコンボを阻止される
除去で対応しながらパーツを探していると《金銭の酒杯》を置かれ、インスタントタイミングでトークン全破壊できるよ、と言われてしまう
仕方がないので出来事で唱えていた《苔森の戦慄騎士》と《探索するドルイド》で殴り始め、なんとか押し切り
---
[振り返り]
《嵐を断つ者》のトークンは4コスト相当らしい。(コピーであるトークンのため)(新生トークンも同じ理由でコストをもつらしい)
試合中はトークンが0コストだと勘違いし、さっさとプラン変更したが、本当は4ターンの猶予があった。
プラン変更が早くて押し切れたとも言えるので、出来事クリーチャーで殴り勝つ選択肢は頭に入れておきたい。

9/29(日) Card Pot

スタンダードショーダウン

オルゾフフォーチュン 🎲× / ××
[メイン]
《大洞窟のコウモリ》を連打されて思うように動けず、除去も引き込めずにそのまま負け
[サイド]
試作した《鋼の熾天使》を《忠実な馬、フォーチュン》で出し入れされ、クロックに間に合わずに負け
---
[振り返り]
《忠実な馬、フォーチュン》で《肌裂けの人形》や《頭蓋マイマイ》を出し入れしてアド取ってくる面白いデッキが相手で、フォーチュンのタフ4を素直に除去できるカードがなくて苦しいマッチアップだった。
試合後に「《喉首狙い》は採ってないんですね」と言われ、選択肢として頭になかったことに気付いた。

イゼットカワウソ 🎲× / 〇××
[メイン]
適度に除去当てながらコンボ完走して勝ち
[サイド]
要所に打ち消しと追放除去を当てられ、続くパーツを探す間に殴りきられて負け
[サイド]
相手の妨害札が多くてコンボ始められないながらも、除去と出来事クリーチャーで優位な盤面を維持する
リーサルが見えてきそうなタイミングで、お相手の意を決したぶっぱが綺麗にはまって負け
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[振り返り]
3試合目の最終ターン、《渓間の洪水呼び》の影響下で《精神の交差》、《知識の真珠》、《かき立てる炎》、《かき立てる炎》で盤面を取られて9/9のカワウソ3体に一気にリーサルを取られてしまった。
アンタップしながら召集呪文を連打する動きはまったく想定できていなかったため、《渓間の洪水呼び》が見えたら意識したい。

ゴルガリミッドレンジ 🎲× / ××
[メイン]
後手2ターン目に《陰湿な根》を貼ると返しに《グリッサ・サンスレイヤー》をプレイされる
除去を引き込めず、クリーチャーを一方取られたりエンチャントを割られたりして何もできずに負け
[サイド]
盤面に《永劫の活力》と《嵐を断つ者》を揃えたターン、コンボ始動のマナ計算でミスをして走り始められず、返すターンに《嵐を断つ者》を除去されてずるずる負け
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[振り返り]
コンボ始動の直前、相手ターンにプレイされた《ヴェールのリリアナ》のプラス効果で捨てるカードを誤り、コンボを続けるのに有効そうな方を残したが、そもそもマナが足りなくなってしまった。
こういったケアレスミスは経験しながら再発防止するしかないように思うため、使い込みでカバーしていきたい。

ドラフト(7人)

1-1《落とし子狩り、リップ》、1-2《安堵の別れ》、1-3《自然知識の生存者》とピックして、そこから生存シナジー意識のピックに終始した。
道中、欲しいと思えるカードが3マナ域に多く、膨れないように意識しつつも、少し採りすぎてしまった感がある。
生存デッキとして欲しいところをしっかりピック出来て、アリーナなら7勝できそうだなと、手応えを感じながら臨んだ。

ラクドスサクリファイス 🎲× / ×〇×
[メイン]
序中盤に殴り合ってしまい、ライフが危なくなってから構えるも、《叫ぶ宿敵》に詰め切られて負け
[サイド]
先手の生存マウントが強くて勝ち
[サイド]
1マリガンからぬるめのキープをして、相手のテンポ良い動きに対応しきれずに負け
---
[振り返り]
2マナ、3マナが多いデッキのため、基本的に長期戦は不利だろうと攻め気なプレイで臨んだが、相手の方が足が速そうなのに対して方針転換するのが遅かった。
方針転換したつもりの後でも、危ない攻撃をする場面が少しあった。
不安から逃れたがるような、早めに試合を畳みたがる悪癖があるなと、これを書いていて思ったので、気を強く持ってプレイしたい。

セレズニアリアニメイト 🎲× / ×〇〇
[メイン]
序中盤にうまく盤面とれるも、《解剖道具》の絆魂で耐えられ、《よだれ流しの枝潰し》をリアニされて絆魂付けられ、ライフレースが壊れて負け
[サイド]
先手の生存が強く、《解剖道具》で捲られかけるも、なんとか押し切り
[サイド]
相手の引きが渋かったのか、なんとなく盤面取ってなんとなく押し切り
---
[振り返り]
お相手のデッキ、《その名を言え》と《繭からの出現》、ファッティやランパンをしっかり取った即興アーキとしてまとまっていて強かった。
《その名を言え》と白マナが見えた時点でリアニメイトは警戒できたかもしれないので、意識したい。

ディミーア除去コン 🎲× / ×〇×
[メイン]
除去で序盤を凌がれ、《落下への恐怖》が止まらずライフレースで負け
[サイド]
先手の生存が強くて押し切り
[サイド]
1マリガンからぬるめのキープをして、テンポに対応し切れず負け
---
[振り返り]
3試合目、相手がマナとブロッカーを立てているところに、スタッツ負けしているクリーチャーで突っ込み、バットリで除去しようというプレイをしたが、案の定除去を当てられて2:1交換を取られてしまった。
そういったプレイを通しでもしないと勝てないと踏んだが、これも構え合いを嫌った悪癖だったかもしれない。
とはいえ、どうせ構築単位で長期戦不利だしマリガンしてたし、という思いも拭えなく、難しい。

あとがき

『ブルームバロウ』環境が終わるの寂しいとか言ってましたが、『ダスクモーン:戦慄の館』もめちゃくちゃ楽しんでます。

スプリッターコンボはアリーナでも回し、ジャンドよりティムールの方が強そうだと感じており、やはり結果を残しているリストは正義だと思いました。
それでも独自チューン(笑)を施したくなるのはカードゲーマーの性ですね。

10月はPWFMに通って《稲妻のらせん》を集めたいです。

おわり。

おまけのドラフト戦利品

3パックでレア7枚はさすがにアド

なぜか《幽霊による庇護》をドラフトデッキに採用してなくて、帰宅して飲酒後、シャワー浴びている最中に使えば良かったと気付きました。
「採用できないけど構築用に欲しいんだよな~」じゃないのよ。使えよ。

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