基本的な観劇マナー

基本的な観劇マナーって、たぶん普段劇場に行かない方にはわからないですよね。それは仕方ないし、押しつけるつもりもないですが、知っていて損は無いと思うのでぜひ読んでみてください。

筆者は長年観劇が趣味ですが、もし至らない箇所がございましたら、コメントにてご指摘お待ちしております!
海外は結構違うみたいなのですが、この記事では日本でのマナーについてのみ触れています。

まず、劇場は映画館ではありません。ディズニーのショーでもありません。
その意識をもって行かれることを強くおすすめします。

基本の3点

①電子機器・時計

音の鳴る電子機器/光の出る電子機器の電源は切りましょう。

・Apple Watchなどのスマートウォッチ
センサーが働いて、腕が動くたびに画面が光るように設定されているスマートウォッチが多いようです。度々チラチラ光ってとっても目立っています。電源を切るか、音や光、バイブ音、振動が出ないよう設定(機内モードがあるのかな?)して鞄にしまいましょう。

・携帯電話
マナーモードでも、通知のバイブ音や着信の振動音はかなり遠くまで聞こえています。マナーモードではなく、完全に電源を切るか、機内モードに設定して鞄にしまいましょう。
上演中、携帯を見るのは絶対にやめましょう。
目立つべきは演者であってあなたではありません。
仮に切りわすれで電話が鳴ってしまっても出ないでください。周りの観客にも演者にも失礼です。
マナーモードではいけません。機内モードか電源を切るか二択です。

・アラーム付き腕時計
時報がなるよう設定されている時計などは、外して行かれることをおすすめします。自分にとっては日常音でも、周りの観客・演者にとっては集中を切らす材料でしかありません。

②観劇中の飲食

基本的にNGだと考えておきましょう。
ただし、熱中症などの心配、持病の発作(ぜんそく)などが心配な場合は無理して我慢することはないと思います。
しかし、映画館のように頻繁にペットボトルなどを飲むことは、周りの観客の集中を切らす行為と見受けられるでしょう。
実際に、ペットボトルのキャップを外す音は予想以上に目立ちます。
飲む際もボトルを上に持ち上げたりと、頭や腕が動くので周りからマナー違反と捉えられることが多いです。

緊急時は仕方ないと思います!
でも今まで行った作品で、頻繁にペットボトルを飲む人が毎回いる作品はただ一つだけ…。そのくらい、観劇中に「(頻繁に)飲み物を飲まない」ということはマナーとして根付いているものなのです
まあ喉渇いちゃうのは分かるんですがね~笑

また、劇場内の売店で食べ物が売っていることが多いですが、劇場によっては客席内への持ち込み不可です。(持ち込み不可の方が多い

上演中に飴をなめたりガムを噛むこと、これもマナー違反です。それくらい良いじゃんと思う方もいらっしゃるでしょう。しかし、包み紙を開ける・剥がす音はものすごく目立ちます。特にガムを噛む音はすさまじく隣席に響き渡ります。ケースに入ったシャカシャカ音が鳴るブレスケアのミント?を持ってきて食べている方がいらっしゃいましたが、本当に最悪でした。

③観劇姿勢

背もたれにピタッと背中をつけて、座席に深く腰掛けましょう。

・前のめり
後ろの人の視界を妨げる行為です。

・もぞもぞ動く
かなり気になります。お子様を連れて行かれる方もいらっしゃるとは思いますが、事前にじっとしていられるか確認しておいた方が良いでしょう。
動くたびに周りの座席も結構揺れます。

・前の座席を蹴る
足を組むのは結構ですが、気を付けましょう。

・しゃべる(小声でもかなり目立ちます)
みんな安くはないお金を払ってたのしみにして作品を観に来ています。その状況で、話し声が聞こえてくるというのは悲しいことです。その話し声を聞きに来ているわけではないのですから。

この4点は最低限やらないようにしましょう。台詞や曲、場面に集中できなくなってしまいます。

そのほかのマナー

・香水や柔軟剤の香りは控えめに
・匂いのでる飲食物は席に持ち込まない
・内容が分からなくてしゃべってしまうお子さんには事前に説明をしておく
・後ろの人の視界の妨げになる髪型は控える(高い位置のお団子ヘアなど)
・許可の無い写真撮影・録音はしない
・途中退出、入場時はできるだけ腰を低くして歩く(足下注意)
・基本的に常時鼻から顎までマスクの着用

最低限、守るべきこと

最低限、公式からアナウンスされているルールには従いましょう。
特に、携帯電話や食べ物についてはどの作品でもアナウンスされているはずです。やらないでくださいと言われていることをやってしまう恥ずかしい大人にはならないでください。
この記事を読んで今一度、自分だけが観に来ているわけではないという意識を持って観劇に臨んでほしいです(泣)
みんなそれなりのお金を出して来ています。映画館やディズニーのショーとは似たようでまるでまるで違う世界です。みんなで良い環境をつくってたのしむ、それが観劇なのです。


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