見出し画像

【14】天明の徳の教え8  靴磨きのおじさんの教え おせっかいばぁば 天明


皆様こんにちは。今日は私が24歳の頃のことをお話しようと思います。「靴磨きのおじさんの教え」なんですね。

上野駅で靴を磨いてもらった。その時に、そのおじさんが私の性格をピッタリ当てられたんですね。どうしてわかるのかな?それが不思議でしょうがなかったので、「どうしてわかるんですかっ」て聞きましたら、「靴の減り方でわかるんだよ」っておっしゃるんですね。いよいよ興味が湧いてまいりまして、「明日、来てもいいですか?」って聞きましたら、「いや、いいけれどもそんなに明日も来て磨くことないよ。当分持つよ」っておっしゃいましたので。「いやいやいやいや、おじさんの話を聞きたいので、きたいんです」いいよって、おっしゃいましたので、三日間通いました。

そして、観察をしました。靴磨きのおじさんの発する言葉で、お客様の顔の表情、違うんですね。びっくりして、「よくわかるねおじさん」ってどなたもおっしゃる。私は、不思議でしょうがない。お客様の顔と靴の裏とこうしてみるんですが、さっぱりわからない。「この人どんな人?」ってそっと聞きますとね、「こうこうこうでこうでこうで」おっしゃるの。お客様のびっくりした顔。

この時に私は気がついたんですね。生きていく上で大切なことは知識や学問よりも感じ取る、気づくっていうことを気付かせてもらったんですね。ひとつの事を一つの道を極めた人というは見えるんだ、わかるんだ。人は見た目で判断してはいけないんだ。達人になれるんだ。この時思ったんです。

その時ね、浮かんできた言葉がね、母の言っていたねボロは着てても心は錦という言葉が浮かんでまいりました。人は見かけ格好や学歴や地位や、ねっ、家柄やそういうもので見るのではない。中身を見なさいっていうことね教わったような気がするんです。このおじさんにねっこれからは、この頃から私が段々段々と今「天明」と言っておりますが、天明にだんだんとこう、近づいてきたような頃でございます。

今日はこの話でおしまいです。きっとね皆さんねお話を聞かれてね何かの参考になると思うんですよ。

いつも言っています。

笑って、きっといいことあるから。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?