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世俗的じゃないことの必要性

人生は順調ですか? 悩んだり迷ったりすることはありますか?
お金の悩み、健康の悩み、人間関係の悩み、キャリアの悩み──人生には様々な悩みがつきもの。それらを解決したり、違った角度から眺めるために「世俗的じゃないこと」が必要だと思いませんか?


世俗的成功を求めていますか?

世俗的成功と言えば、お金・地位・名誉・権力などを得るというのが代表例です。あなたは、こうした世俗的な成功を求めていますか?

もちろん求めている人もいるでしょう。ある程度はもう達成したという人もいるでしょう。でも、みんな基本的にそれを求めるから自分もなんとなくそれを求めるような行動を選択してきたけれど、「本当のそれがほしいの?」と自分に尋ねたときに、「違うかも…」と感じる人も多いはず。

なぜなら、何を幸せと感じるのか、つまり何がその人にとって人生の成功なのか、それは一人ひとり違うからです。

「心の時代」とか言ってたけれど…

一方で、日本のような近代化が終焉フェイズまで進行した国では、いわゆる「物質的な豊かさ」から「精神的な豊かさ」に移行していくということが、ずっと言われていました。これからは「心の時代」が来るなんて言われていたけれど、「心を病んじゃい時代」が来てしまいました。

人は世俗的な存在なので、世俗抜きでは生活出来ません。世俗的な喜びは、人生の活力につながります。でも、そうしたものから養分を取ることが出来ないと感じたときに、必要となるのは「世俗的じゃないこと」だと思うんです。

世俗的の反対の言葉は、実ははっきりしません。調べてみると「精神的」「宗教的」「霊的」という言葉がそれに該当するとのことですが、どこかしっくりきません。

世俗的じゃないことを取り戻す

日本は、諸外国との比較において「無宗教の国」と言われることがあります。お寺も神社も教会もたくさんありますが、それが生活や生き方につながるほど「濃い信仰」が国全体に息づいているかといえば、そんなことはありません。

日高六郎さんは、戦後高度経済成長の時期に「経済が神になった」と評しましたが、その新しい神にも見放され、30年間不況が続いています。そして、カルトによるテロなど、すさまじい犯罪もありました。

日本における世俗的じゃないことが、既存の伝統宗教や信仰宗教に入信することになるとは思えませんし、かといって拝金主義の底の浅いスピリチュアルブームに救いがあるとも思えません。

自分にとっての「世俗的じゃないこと」がなんなのか。自分を励ましてくれる「世俗的じゃないこと」を、開発していく必要があるのではないでしょうか。


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