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主催者側にまわってみよう

どんな場にも、「主催者側」と「参加者側」があります。そこがお店だとしたら、「店員さんが主催者側」で「お客さんが参加者側」ですね。それで、多くの人は「参加者側」の立ち位置に慣れきってしまっているのですが、「主催者側」にシフトすると色々な問題が解決したり、生活が楽しくなったりします。

お祭りが苦手でした

中高生くらいのときにでしょうか、自分は「地域のお祭り」みたいなのがすごく苦手だと気付きました。薄暗くなりあかりが灯って、自分も行ってみたいなと思って実際に行くのですが、行ってみると楽しめないのです。そこを楽しむための暗黙のルールみたいなのがありそうだということまでは分かるのですが、具体的にはよく分かりませんでした。

そこにフィットしているふりをするのは、その頃の僕にとってとてもエネルギーのいることでした。もちろん、大人だって合わない場に合わせる大変さは本質的には同じです。

お祭りに憧れがあるのに、行ってみるとつまらない。こんな人は、どうすればお祭りを楽しめると思いますか?

お祭り主催しちゃった

僕はその後の人生で、お祭り的な場ですごく楽しい思いを何度かしましたが、それはすべて自分が主催者側のお祭りでした。つまり、参加者側ではつまらなかったのですが、主催してみると楽しかったのです。

これ、すごく当たり前のことだと思うんです。お祭りに限らず、すべての場
は誰かが勝手にデザインしたものです。それが合う人もいますが、もちろん合わない人だっています。日本社会の場は往々にして均質化していますから、「Aが合わなくてもBなら合う」とはいかない場合もしばしば。

そんなときの解決策が、参加者側から主催者側へのシフトです。

「場づくり」とは自分に合う場をつくること

僕は「場づくり」の専門家です。建物とかハードな方よりも、空気とか雰囲気とかつながりとか、ソフトで目に見えない領域を扱っています。こんな仕事で食べている人あまりいないと思いますが、僕は場づくりが生業でありライフワークです。

なぜ「場づくり」なのかといえば、上記のようにスタンダードにフィット出来ないことが多かったため、自分で場をつくる必要があったからです。

与えられた場で限界を感じたら、そこで思い悩まずに、主催者側にまわるのことも解決策になります。日本には主催者教育と呼べるようなものがあまりありません。なかなか学ぶ機会がないけど、この観点を多くの人に手渡し民主化していきたいと、僕は考えています。興味のある方は、情報フォローしてくださいね。

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