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配信イベントの楽しみ方雑記

前回のnote、「遊び切ってるからクラブに行けなくなっても案外大丈夫!」みたいなことを書いたが大嘘で、そんなひとは散歩中プレイリストからBorn Slippy (Nuxx)が流れてきてクラブで聴きたかったなあ…と思いを馳せて泣いたりはしないのである。結構平気な顔はしているがなかなか情緒きているな、と感じるこの頃。これはなんとなくTwo Month OffのMVっぽい写真です。

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クラブイベントやDJについて思ったことを書こうと始めたこのnote。新コロによって予定が狂ってしまった。が、こんな世の中でも形態を変えて音楽を我々に届けてくれるわけで。世は配信戦国時代。4月までのMOGRA一強から一転、多様化を見せた5月。個人での配信、イベントクルーによる自宅配信、更にはLounge NEOを始めasia系列の3店舗の閉店、そのタイミングで始まったLAST 17DAYSという大型企画。散発的なものを含め、大小様々な配信があった月に感じた。印象的だったイベントをいくつか手短に。

ワイパ一人会~疎~

6時間配信の1限目ともいえる時間帯にSweetest Day Of Mayがかかった。この状況下にありながらもこの曲を届けてくれた、と感激してかなり涙が出た。6時間配信の冒頭40分で。情緒。

Secret Sky

およそ配信フェスの限界だと思われる。夜中に起きて初めから観ていた。みんなLil Texasの話をしているが序盤の流れの中のKNOWERとnanobiiが神がかり的。配信イベントのなかには収録のアーティストもあり、またそれも善であると証明した。おそらく世界一金をかけた配信であり、悪ふざけの極地。

いつかこの音を思い出してきっと泣いてしまう

全てだった。もはや語るに及ばない。

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MARUYAMA MONDAY

19時くらいの初めから観ていて、オン飲みして寝て起きたらまだやっていた。朝5時半までやっていた。全てのDJが完璧に良かったのでアーカイブをオススメしたい。渋谷っぽさと悪ふざけがたくさん詰まったナイスパーティ。

RIP

大好きなイベントのひとつ。配信でどうなるかと心配もしていたが、普通に踊れた。Genickが「配信でも神回!」と言っていたがまさに、現場の雰囲気が出ていた。お金を払うと酒を飲ませることができる酒システムを搭載してたのも良かった。配信のノウハウが培われてたのも作用したように思えた。

これを書いている日もtokyo mellow cityクルーによる家mellow、Lounge NEO企画LAST 17DAYS最後を飾る家だけにYeahの配信なども控えており、それらも見どころである。しかしパーティフォトがない。これはいい感じの森です。

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The Shapeshifters feat. Kimberly Davis - Second Chance (Club Mix)

ところで、

これを読んでいるひとはどのように配信イベントを楽しんでいるのだろうか。そのときの気分によって使い分けているが、わたしの遊び方を思いつくまま並べてみる。

Twitchのチャット。これは最近では賛否あるが、ネットミームや2ちゃんの実況板みたいなオタクチャットやイントロドン大会である。全員コテハン状態なので毎度えらいこっちゃになっている。この空気が無理なひとが一定いるのも頷ける。

ドネーション。お金も払えてメッセージも公示できる、現場で置き換えると実質イェーガー的な機能。

酒システム(勝手に命名)は正直だいぶおもしろい。先にも述べた財力にモノを言わせたアルハラ。某クルーの配信ではチャットに名前と酒を書くだけで誰でも無料で飲酒の義務が発生するシステムを採用していた。これは驚くことに視聴者にもその義務が発生する(証拠をツイートしなければならない)。内輪で成立するものだが、怖すぎて書き込めなかった。

個人的に最も相性がいいと思っているのはオンライン飲みだ。Discordなどでやってるひともいる。やはりみんなで囲みながら配信をみるのは温度があり、現場感に近いと思う。キーボードを叩かずに話をしながら踊ったりお酒を飲む、そういうことです。ついでに、配信終わったあと即虚無になることもなく余韻を共有できるのも個人的メリット。ちゃんとバイバイができる。礼節ですね。

もちろん気分で音だけ楽しむこともある。ツイッターだけやったり作業したりゲームしたり。この状況がクラブイベントとのファーストコンタクトになったひともいるかも知れないのだ。

結び。

考えようによっては、かなり自由な遊び方を選択できるのが今現在だ。これらは肉体を伴わないゆえに可能な、紛れもなく配信ならではのメリットだと言いたい。これを読んでくれている皆様にとっては現場に勝る体感なし、と考える人もいるだろう。しかし、今だからこそできる遊びをみつけることもクラブカルチャーに組み込んでいったらおもしろいとわたしは思っています。クラブイベントが再開した世界は一体どうなっているのだろう。きっと何か新しいことが生まれる、そんな気がしている。そしてクラブ関係者の皆様、今日までわたしたちの居場所を守って頂いて本当にありがとうございます。きっと現場で。

Madeon - Be Fine (Official Audio)


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