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わたしのクラブ論。

2020年の目標に、と始めたこのノート。コロナ禍で当初思っていたものと離れてしまった気がしないでもないけど、何とか続くことができたのはエンターテインメントを提供し続けてくれたひとが確かにいたという証、に少しでもなったらいいなと。まあネタには大いに困ったけども!

やっぱ言語化ってむずいね。

わたしの語彙がないからか、パーティの一部分にフォーカスした書き方だったり、あのDJがあの曲かけたとき~とか、そういう表現を嫌でも使ってしまったジレンマはあった。書いているうちに音楽にしても、DJにしても、パーティにしても、その情報量は相当なものなのだと思い知った。書いたことが全てじゃなく、書かなかった些細な事象にこそ書きたかったことがあったっていうか。改めて音楽って目に見えないんだなと。

どこかで書いたけど、まだまだ世間的にはクラブってあんまり良いイメージがなくて気軽に足を運べないところもあると思う。そうしたひとに楽しさをお客さんの視点で伝えたいというのが今年のnoteのコンセプトだった。結局クラブって何?って話で締めたいと思う。

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クラブという場所。

よく「非日常な体験」という言葉で片付けられがち。初心者でも想像は容易いかと。

すこし暗い空間、大音量で知らない音楽が鳴っていて、お酒の提供がある場所がクラブ。

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悔しいけど、当時否定的だった某クラブの部長と同じ定義になってしまったが、究極的にはクラブというのはそういう、どうやらそれだけの場所でしかないっぽいです。でも、それだけで今まで続くワケがない。こんなコロナの苦しい状況まで続いているのだ、言葉以上の何かがあるんです。場所の定義では確かかも知れないけど、これを超える体験が心を動かすんです。クラブで涙を流すこともあるんです。あくまで場所の話だけど、奇跡も、魔法も、あるんですよ。

Gassyoh - Dance Music(feat.mochilon)

クラブ”する”ということ。

その場を支配するほどの、横隔膜を揺らすほどの大音量で、あなたの愛する音楽が鳴ったとき、ひとは冷静でいられない。これこそクラブで体験してほしいことで、それまでの過程を醍醐味にしてくれるのがクラブイベント。好きな音で身体を揺らす、結局これこそ真骨頂。クラバーはその日に聴きたい音楽を選んでクラブイベントを選んでる。やっぱり今は今しかなくて、音楽が本当に好きという前提ではあるけど、文面以上に現場の情報量が心を揺るがすことをお約束したい。

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ひとは大きい音楽の前ではあまりにも無力。そんな持論を言い続けてるけど、それは18年の経験に根差した根拠があって思うこと。詳しくはわたしよりもしっかりと音楽を”体験”するメリットを記した記事を読んでほしい。

音楽が心の健康に役立つ6つの理由

これを読んでわたしが思うのは、音楽は人間の本能に由来しているということ。音楽は祈り。あなたの好きな音楽はこうなりたい、そうなりたい、そうしたい新たな自分への願望ではないですか?身体というかフィジカルを伴い、その場にいる仲間を伴い、空間を支配するほどの音楽に包まれ、アルコールで濁る景色の中にあなたが感じることこそがクラブと音楽にはあるんです。

伝えたいこと。

少し背伸びして訪れたクラブの入口、エントランス前に何を思いますか?音が大きくて物怖じしますか?その夜を消費することに覚めてしまうことを恐れますか?

それとも、その夜に起こることに期待をしますか?それは新たな音楽に、新たな友達に、非日常に身を任せる自分に対してのものですか?

わたしはエントランス前に響く低音に、あの音に、言葉には言い表せないワクワクを感じています。今日はどんなことをしてやろうかと、ちょっとした悪巧みを持って。わたしが求めるものは、ワクワクを感じて遊んでいます。わたしがクラブに求めるものの最低限は、

・音楽とDJに。
・パーティの雰囲気に。
・イベントを支えているひとたちに。

その上で自分が楽しむこと。夜を使い果たすことにわたしは人生の半分を捧げてきました。きっとクラブ初心者にも想像に容易い文面かも知れないけど、その体験がこれに勝るということを伝えたいと思う。強い感動にはすこしの時間を要するかも知れないけど。でもそれだけの感動を一人でも多くのひとに体験してほしい。雰囲気を味わいたい、顔がいい、ナンパしたいされたい、音楽を聴きたい、きっかけなんて何でもいいんです。音楽から広がる新しい世界があるということ、それがわたしの人生の半分を費やした趣味の伝えたいことです。

Daft Punk-Digital Love 和訳

クラブのエントランス前に、響く低音に、何を思いますか? 

クラバーのみなさんはもう慣れてしまったかもしれないけど、未だにわたしは今夜起きる出来事に、今夜かかる新たな音楽に、今夜出会う新たな出会いに、ワクワクしながらそこで踊っています。それこそが。。。

Friendly Fires "Paris"

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