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趣味で繋がる

マッチングアプリじゃないんですが。クラブは踊る以外にも出会いの場としての側面があるけど、よく知らないひとが聞いたらまあイメージのわるい話だと思う。でも、音楽やクラブが繋いだご縁がわたしにとっての大部分、というお話。果たしてイメージいいのかって話だが。

普通の朝 / DJ shun shun

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クラブシーンは生モノ。

というのも、鮮度という要素が確かにある。おもしろい音楽を追っていくうちに歳を重ねていき、また若いひとが新たな(思いもよらなかった)音楽を追っていく。季節や誕生日、情勢など時事ネタのアンセムも時代を経て変わっていく。そんなこんなあってクラブでは新しい音楽が、古い音楽が再解釈され循環していく。いま自分が好きなものよりもっとおもしろいものがあるかも知れないと。それまで培った大切な思い出を活かしつつ、新しい感性を取り入れることが新たな楽しいのトビラとカギになるような。

相手の中に新しい自分を見出している。

これがバレるの相当きつい気もするけど、わたしは完全にそうで。あの曲をかけてくれたDJが他にどんな曲を知っているのかと好きになっていくように、DJのみならず誰にでもそうだったりする。めっちゃお洒落だったり踊ってるひとをみて、「あれはいまの自分にはできない」と興味を持ち、そのひとの感性を知ることで新たな感性を得る。これはクラブというか音楽筋肉のひとつで、鍛えないと衰え鈍っていく一方。単にミーハーなだけかもだけどミーハーで結構。その延長線にひととの出会いがあり、それは新たな音楽との出会いだと思っている。

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「どんな音楽聴いてるの?」

わたしにそう聞かれたことのあるひとがほとんどのはず。それをきっかけにあのイベントがおもしろいと教えてもらって、ご縁があればまた会う。初対面じゃほとんど仲良くなれないから再会した時に改めて話す。繰り返しているうちにわたしは歳を重ねて、対象はどんどん若くなっていった。若いひとを選んでるわけではないけど、自然とそうなっていったのは不思議だった。これがクラブシーンが生ものだと感じる根拠というわけだ。ほかの趣味もきっと突き詰めればこんなふうに言語になっていくのだろうけれど、音楽は窓口が地球くらいあるんじゃないかと体感するこの頃。

Bombtrack(Roska Remix) / andrew feat. Nakamura Minami, Peavis & Saint Vega

HIYADAM / Zzoom Zzoom (feat.Shurkn Pap)

結果的に。

パーティアンセムって世代もあるけどいろいろな偶然が重なり、ほとんど事故みたいな「あの感動」から生まれたりすると思うのだけど、それがカタチを変えて曲を変えて新たに「あの感動」を味わえるようになった。要するに、好きな音楽が増えていった。楽しいや好きなものを共有できる新たな友達が増えていった。心の運動神経に刺激をもらって新たな感性を得ることができた。表面的なことを言えば新しい服を着られるようになったり。大感謝。個人的にはかなり良い遊び方をさせてもらってます。なので一般論的にクラブでナンパとかって話聞くと、内心つまらん遊びしてるな~って。今回はそんな、出会いはあるけど過度なナンパはだめですよ!というお話。

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