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地球の静止した日

正直はじめは結構のん気してたけど、ここまで趣味の一切尽くを侵してくるとは思ってなかった。大切なのは、誰かが言っていたことだけど「音楽を楽しむことで誰かに迷惑をかけているようでは間違っている」ということ。クラバーの皆様がめちゃめちゃ大人しくしてるということをもっと大々的に報道してほしいところだ。

さて、クラブイベントのない世界線と相成りました。

誰の経験もない、まさに未曾有の事態。今回はいま思っていることを並べて、事態が落ち着いたときに省みたいというチラ裏である。

個人的なことをいうと、今のところ音楽シーンに及ぼすこの事態をそんなに悲観していない。クラブイベントが禁止行為となって、もっと気落ちするかなと言われてきたが意外と大丈夫で。わたしは思ったよりもいつも全力で遊べているのかなと。最後にした無茶は福岡selectaだったし、かなり上等なピリオドだと思う。本当に楽しかったし、悔いなんかあるわけがない。

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そうピリオド。

ずっと続いてきたものが、止まったことのなかったことが一区切り。いろいろと断捨離する機会なのでは?と思っていて。しばらくの間を置いて再び世界が開いたとき、さらに禁煙化、分煙化したクラブ。一体どうなっているのだろうと考えるとワクワクが止まらなかったりする。わたしはどうなっても絶対にクラブに足を運ぶだろう、例え足がなくなっていても。

現在の話をすると結構いつも通りに音楽が好きで。ありがたいことにひとに惹かれて、音楽を教えてもらってというサイクルはまだ止まっていない。でも、ひとに会えないのは結構つらい。暇さえあればオンライン飲みをしてクダを巻く毎日である。顔見るのって大事だと思う。

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そして発生したMU2020という事象。

あれはすごかった。初期衝動の権化みたいなイベントだったし、MOGRAを好きになったときのことを思い出したひとは少なくなかっただろう。何よりこの状況下でオンライン上であるがクラブイベントが提供されていることに感謝せざるを得ない。音と光とプレイヤーがいる場を提供してくれたことに、それらに対価を払うことができる場を設けてくれたことに、そしてダンスフロアを与えてくれたことに。わたしたちクラバーが、音楽ファンができること、政治に放任することなくシーンを自立させようと尽力してくれたことに、感謝。

対価といえば。

いま最も苦しいのは箱である。やり切れない思いで胸が痛む。hasさんのbfm番組、Inner Roomでの良いイベントの条件とは?という質問にスーさんは、条件はないとした上で「普通であること。」と応えてたことが今は本当に染みる。(以下リンク30:00くらいのところ)

Inner Room / ゲスト : 鈴木 将 (clubasia manager)

クラバーだからとか、音楽ファンだからとか関係なく、少なくともわたしには音楽は必要だから。この非常時に対価を払う場を提供してくれていること。そして同時に彼らの支えになること。金がないのは金玉がないのと同じ。それぞれで出来るだけ生産していけるのが理想だ。

結び。

アマチュアボックス  / KOPERU · KZ · peko · DJ HAYAMA · tella · K-razy · KBD · KennyDoes · Teppei · WARUSHI · TAKEM · hokuto

涙が出てくる良いリリックを聴きながら(聴いて)オンラインに慣れてしまった後の世界というのも想像しているが、ここでXiくんが言っていたことが面白かったので引用noteしたい。

これに引き合いに出したい話があって、世界最高画素の画像は3650億画素で46TBもある。以下ソース。

https://gigazine.net/news/20150530-largest-panoramic-image/

加えて、リアルの情報には聴覚、嗅覚、味覚、触覚という情報量が加わる。そこに友達との遊びに自身の好みに場所の醸し出す演出。これらが数千円で味わえるクラブの魅力だなと。つまり、オンラインで得られる情報量には限りがある。Xiくんはいわゆる普通の人に向けて言ったことだが、自分と普通のギャップに笑ってしまった。だからこそ言いたい、わたしもそうならないと思うのでまた遊んでください。それまでは今いるところをダンスフロアに。

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