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【鴻毛】

井上尚弥、勝った。
カントリーマアムって温めるんだね。


"勝ってほしい"はあっても、"勝つと信じている"みたいな感情が自分には無いなー と思った。

そもそも、自分は全てにおいて"ファン感情の無さ"(例えば音楽をやっていたときは、クリエイターとして上位互換の存在を認めてしまうと、自分の存在意義を見失ってしまう…つまりは生きる意味を失ってしまうと考えていたし、第一"アーティスト自体のファン"になると、情で作品クオリティを見るようになるから目が濁ると思っていた。良い映画のエンディングテーマが名曲とは限らない、みたいな話)が作用してしまっていると思う。


こういった"誰のファンにもならない(=ゆえに全てを同目線で考えてしまう)"考えの更に面倒なところが、例えば交際相手の推しが2次元ならまだしも、3次元だと"自分と付き合っているのは妥協よな"って感情が抜けなかったりすること。「でもTVの人だよ?」とか言われても「でも実在の人物じゃない?」と思う。出会ってもし気に入られたなら、そちらの方がいいでしょ?そういう卑屈さが抜けない。

もっと言うと、他人の命に対しても軽く見がちなのは、知名度も功績も無い誰かの下位互換のような人種(自分含む)は存在していても意味が無い という考えから来ている。"オンリー1"という肯定ステッカーは、大体の人間に初期装備で配られているから大した価値が無いと思うし、世の中の大半の命って失われたところで、"大海に投げられた小石"程度の波紋しか生まない。

まぁ「そんなことばかり言ってないで、何かやったら?」って話なんだけど…ぐぅの音も出ないな。何者でもない僕の命は、鴻毛よりずっとずっと軽い。
偉業を成し遂げる人の努力も、自殺する人の勇気も心から尊敬している。全クリも電源オフもできていないこのRPG、早く終わってほしいな とは思う。そうやってまた逃げんの?自分よ。


無能は目の前のこと、1つ1つ片していくしかない。27クラブに入りたかったな。

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