⑦The Rubicon Groupによるカイロプラクティックサブラクセーションの定義について
今回は以下の部分に関して
◆原文はこちらから(https://www.therubicongroup.org/policies/)
~interfere with the central nervous system's ability to self-regulate, self-organize, adapt, repair and heal."
interfere with the central nervous system's ability to self-regulate, self-organize, adapt, repair and heal
「中枢神経系の自己統制・調整・組織・編成、適応、修正そして治癒といったはたらきを妨げてしまう。」
中枢神経系の中で発生する混乱、脳や身体が自身や周囲の環境を誤解してしまう状態。
カイロプラクティックサブラクセーションが最終的に身体のどういったはたらきに影響を与えてしまうのかという部分です。
アジャストメントは脳のはたらきに影響を与える
ここ最近のカイロプラクティックに関する研究における大切な部分です。脳へのインプットを変える、脳における統制・統合のはたらきに影響を与える、脳からの指令にも影響が出る。
近年の研究に基づくカイロプラクティックの考え方です。
◆画像はThe Reality Check(https://therealitycheck.com/)より引用
アジャストメントが脳に及ぼす影響に関する研究
是非フルテキストで読んでいただきたい論文です↓
こういったカイロプラクティックの研究に関して興味がある方はこちらもご参照ください↓
最終的なまとめ
◎カイロプラクティックサブラクセーションは放っておくと悪循環に陥ってしまい勝手に良くなっていくことはない。(②)
◎それらは単に局所的な問題ではなく、中枢神経系を含む身体全体に影響している。(③)
◎脊柱由来のサブラクセーションが主だが、その他の関節由来のサブラクセーションもありえる。(④)
◎ずれや歪みではなく、あくまで関節の動きが適切でないことがサブラクセーションを引き起こす可能性がある。(⑤)
◎脳と身体がうまく適応できていない状態が続いてしまうように神経のはたらきに変化が起こってしまっている(⑥)
◎最終的には自己統制など中枢神経系(脳)のはたらきを妨げてしまうことにつながる。(⑦)
TRGによるカイロプラクティックサブラクセーションの定義についていろいろと考える
ということで、一通り定義に関して簡単に自分の考えと合わせてまとめてみました。
論文を引用したり、神経生理学の面からもっとつっこんだりなども可能ですが、とりあえずはなんとなく
「今のカイロプラクティックに関する考え方はこうなんだ~」
といった感じの印象をもってもらえると嬉しいです。
近江顕一, DC
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