ゴリゴリ ゴリゴリ ポッキーGのCMを思い出す効果音 おちんちんマンが 巨大なポッキーを食べている ホワイトチョコのコーティングを 生えたての歯で削ぎ落としながら ニヤリと笑った それ、ベビーベッドの柱ですよ。
クッキー!クッキー! クッキーモンスターの真似をしたら おちんちんマンはケラケラと笑った 小腹が減ってクッキーを食べようと放ったひとことに こちらのワクワクがうつったかなように笑った 前歯が5本、バラバラと生えた笑顔が 昼間からワンカップ大関を飲むおっさんのようだ 虫歯になるなよ 歯を失うなよ そんな思いでフッ素!フッ素!と放ったひとことにもケラケラと笑った その声はクッキーモンスターというより 平泉成のようだったが おちんちんマンのツボは平泉成さんなのか
おちんちんマンは おむつ替えが大好きだ というより裸になるのが たまらないようで そういった意味では 将来不安だったりする そして 今日はじめて おちんちんマンは おちんちんを触った というより握った なにかに気づいた表情 かなり不安だ
最近のおちんちんマンは 後頭部に触る テヘヘと照れてるようで ちょっと可愛い 最近のおちんちんマンは 左足を両手でつかむ 右足が ちょっと可哀想だ
鏡に映るシブンに 笑い 話しかけ 触り たまに睨み叩く 鏡に映っているパパを 鏡に映っているジブンに とられたと思っているのか おちんちんマンの考えることは わからない
お腹で豚鼻を鳴らすと ケラケラと笑う キャッキャと ハイテンションに笑うのではなく ケラケラと長く笑うのははじめてで なんだか時計仕掛けのようだった ほんとは笑ってないのか おちんちんマン もう作り笑いなんて覚えちゃったのか どっちでもいい 可愛いからなんでもいい
クビも座り、ヨコ抱きすると怒るおちんちんマンは いつもタテ抱きで見やすくなったテレビに夢中だ。 おどるポンポコリンで踊り、 千鳥で笑う。 テレビを見せておけばラクなのだが 覚醒して寝ないのはよくないので テレビを消してみたらキョロキョロ。 コルトレーンのBalladで落ち着かせようとすると これじゃ踊れないとぐずった。
プレイマットにいるおちんちんマンが 動かない 声をかけても 動かない テレビに釘付けだ 下から ホラン千秋のスカートを のぞいているのか 「いま、それどころじゃないから」 といった表情に これだけ釘付けにさせるCMを つくらなければと思った
平日だが 昼間おちんちんマンの面倒を見ることに すると急遽リモート打ちが設定され このところ抱っこちゃんなおちんちんマンと いたしかたなくいっしょに参加することに かなり面倒な打合せであり つまらない意見を言うヤツも多く 笑いで和まそうとするぼくをよそに おちんちんマンは大きなうんちで 大ブーイングをかました いちばんの笑いに変わった
ちゅぱちゅぱ おちんちんマンが 自らの右手を食べまくっている おいしいですか? 近づきそう聞くと おちんちんマンは そのビチャビチャの右手を ぼくの顔になでつけた ありがとう とてもおいしいです
泣きかたで 甘えた抱っこちゃんなのか 腹へって死にそうなのか うんちがキモいのか なんとなくわかるようになってきた 喉をゴロゴロと鳴らすのはなんだ?
最近のおちんちんマンは食欲旺盛だ 自分の右手をバクバク食べては ヨダレをたらし泡を吐く
おちんちんマン お腹が減ると 下を鳴らしてママを呼びつけるようになる
営業から転局試験をうけて CMプランナーになったばかりの頃 ぼくの上司は よくぼくの企画を見ては その紙を裏返してコピーを書いた。 さすがにくるくるぽいみたいな ドラマ的展開はないのだが 今日そんなことを思い出した。 おちんちんマンが ガーゼを握り それをポイと投げ捨てたのだ。
ピーヒュー ピーヒュー 興奮のパラメータにもなるハナクソを スポイトで吸い取る。 生後3ヶ月弱の人生で 過去イチのハナクソがとれる。 と同時にテレビからは 「スッキリ〜」のジングルが。
おちんちんマンが開眼した。 歌や絵やスポーツではなく 文字通り「開眼」した。 最初の友だちはムラサキ色の恐竜のようだ。 色や大きさ、形状によるインパクトが やはりアイキャッチになると再認識した。