お墓参り
お盆休み2日目。
家族で私の母方のお墓参りへ。
お盆の渋滞で市内の墓地まで思ったより時間がかかった。
母の実家はクリスチャンのため、カトリック専用の墓地でいわゆる普通のお寺の墓地とは少し雰囲気が違う。
ほとんどの墓石が横型で、中には十字架の形の墓石もあったりする。
私が専門学生の時に亡くなった祖父と、10年前に亡くなった祖母。
私はおばあちゃん子だった。
横浜育ちのハイカラだった祖母。
優しくて、お喋りで、色んなことを知ってて、手先がすごく器用で、絵が上手で、祖母のことが大好きだった。
子供の頃、夏休みに祖母の家に泊まりに行くのが本当に楽しみだった。
祖母の家は県内の高速で1時間弱の場所にあり、大人になってからも1人で車で遊びに行ったこともあった。
孫の中で私が1番先に結婚して、子供ができたのも1番だったので、娘が生まれた時は祖母にとっての初曾孫だったこともあり、本当に喜んでくれた。
その後、祖母はアルツハイマーにかかり、だんだんと病状が進んで、最期は私のことも分からなくなっていた。
お墓でおばあちゃんに話しかけた。
おばあちゃん、久しぶりだね。
明日はおばあちゃんの命日だね。
おばあちゃん、私ね、
大きな病気になっちゃったよ。
手術しないといけないんだって。
東京で手術することになりそうだよ。
成功するように力貸してね。
まだそっちに呼ばないでね。
そっちに行きそうになったら、
まだだよ、来ちゃダメだよって言ってね。
また来るね。
それまでおじいちゃんと仲良く過ごしててね。
おばあちゃんまで届いたかな?
今でもすごく会いたくなる時があるよ。
おばあちゃんの事を思い出すといまだに涙が出るよ。
大好きだよ、おばあちゃん。
私がこれからも生きていけるように見守っててね。
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