家族に報告

13時前くらいに家につく。
午前中部活だった息子はもう帰ってきていて、夫と2人で冷やし中華を食べていた。
具材を切るとこまで夫が準備してくれていたので、麺だけ茹でて娘と2人で食べた。
味はよくわからなかったが、なんとか食べた。

食べ終わってからなるべく深刻にならないように、さらっと今日の診断結果を家族に話した。
いつも冷静な夫は落ち着いているように見えた。
絶対に泣くだろうと思った娘は泣かずに
「早く手術した方がいいよ!この際悪いところ全部取らないと!」って明るく言ってくれた。
息子はまだ事の重大さが分かっていないように見えた。

息子は自室に戻り、私は食器を洗ってキッチンの後片付けをし、リビングには夫と娘が残っていた。
娘と色々話していたらむすめが途中で泣き出し、「おばあちゃんになっても一緒に遊ぼうね」とぽつりと言った。

あぁ、娘は私にずっと生きていて欲しいんだ。
私は娘に必要とされているんだ。
やっぱり泣き虫の娘は泣いたなと思うと同時に、私も涙が出てきた。
この娘の言葉は思い出す度、涙が出てしまう。
一生忘れられない言葉になった。
これからの治療でしんどくなった時には娘のこの言葉を思い出そう。
おばあちゃんになるまで生きたい。
娘との約束を守りたい。

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