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外資金融を目指す君たちへ

やあ、こんにちは。私の名前はおサル。名前の通り、元々人間だったが、今はサルになることが出来たほうのバンカーだ。ここでは、外資金融を目指す就活生の諸君らに対してアドバイスをしていきたい。
というのも、この業界はどうも最近おサルになり切れる人が少なくなっており、慢性的な人手不足に陥っている。かといって、我々の給与テーブルはやはり一般企業と比較すると非常に高い。そう、お金を出しているのに優秀な人材がなかなか集まらないという不思議な状態になっているのだ。

その理由とやらをネットで探ってみると、どうやら就活生諸君は色々と彼らなりに頑張っているのだろうけれども、なんとなく我々おサル族が求めているものとは違う方向性の努力が目立つようだ。何となく、情報も若干古めかしいというか、10年ほど前の業界の話をしているような気もする。
それに加えて、直近ではコンサル業界が活況なことからも優秀な人材はそちらに奪われているような印象がある。我々は高給ではあるものの、業界としての展望が明るい訳ではないのでさほど大量採用はしておらず、それゆえに外資金融は未だに就活生にとって奥ゆかしい存在のようだ。

実際の所、現在も外資金融は金を稼ぐには手っ取り早いところだ。新卒バンカーの初任給でも今では1000万円近く行くだろう(ボーナス込みでだが)。ジュニアバンカーのは人権無しと言われた時代もあるのだが、実際のところ働き方改革などによりジュニアなどには残業制限がつく会社も多く、我々おサル世代からすると信じられないくらいヌルい環境が続いている。
それにもかかわらず、なかなか優秀な人が集まらない。入ってきた新卒も、なかなか続かない。そういう事態が起きている。それには色々な要因があるのだが、簡単に言えば需給のミスマッチが起きているといえるだろう。この詳細についてはこの後に詳しく語ろうと思う。

このNoteではおサルの目から見た業界の現状と今後の展望、そして就活生の立場でそれを如何に活かしていくか?という話をしたい。なお、ここから先の内容は僭越ながら有料とさせてもらう。価値のある情報には対価を支払う必要がある、それが資本主義のルールだ。こんな本物かどうかも分からないおサルの戯言に付き合いたいという者のみ、前に進みたまえ。
なお、以下において実際のケース面接の質問例や模範解答などの「決められた答え」などを述べるつもりはない。あくまで私が提供するのは「業界理解を深めるための情報」だ。最終的な答えは自分で考えたまえ。問題集が欲しいだけの者はそこらの就活塾とやらのNoteでも買えば良いだろう。

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