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避妊去勢手術

いよいよ生後6ヶ月を来月迎えます。うちの犬はメス、避妊手術をする場合、
①卵巣を取るか、卵巣と子宮まで取るか
②いつ手術をするか
③費用
を判断する必要があります。

① 卵巣を取るか、卵巣と子宮まで取るか
卵巣だけの場合、病院によっては腹腔鏡手術ですみ、痛みも少なく、日帰りで歩いて帰ることもできるそうです。腹腔鏡で卵巣のみ取る手術と、開腹手術で卵巣と子宮を取る手術、それぞれメリット、デメリットがありそうです。
腹腔鏡手術は小さな穴を3箇所開けて内視鏡を入れての手術で、傷は小さく痛みも少ないそうです。子宮が残る事で、高齢になってからの子宮疾患が起こらないとは言い切れないとのこと。子宮を残した場合の疾患としては子宮蓄膿症があげられ、この発症率がどの程度あるのかによっては、腹腔鏡手術を選びたいですね。
※こちらも参考になりそうです。→ https://jamc.co.jp/dog_colum/1189/

②いつ手術をするか
一般的に6ヶ月以降とされているようですが、乳腺腫瘍の予防のためには、最初の発情が来る前に実施するこがこれまでは推奨されていたそうです。(乳腺腫瘍は、犬の場合は悪性と良性が半々)
乳腺腫瘍の予防を優先するなら最初の発情前、ということになりますが、一方で、早い時期の避妊手術により、中年齢以降に尿失禁を起こす確率が上がるようです。また、性成熟を迎える前に卵巣を取ってしまうことで高齢になってからいくつかの腫瘍を起こす確率が高くなってしまうこともあるようなので、悩みます。
避妊手術の時期によって乳腺腫瘍の発生率が0.05%→8%に増加、また、尿失禁と避妊の時期にも関係性があるそうです。以下、尿失禁と卵巣摘出手術タイミングのデータ参照。

出典:「https://onlinelibrary.wiley.com/doi/full/10.1111/jvim.14678」

③費用
費用は一般的に腹腔鏡手術の方が高いです。
木場きたむら動物病院
大矢動物病院

それでも痛みが少ないなら、腹腔鏡手術による卵巣のみの摘出手術を最初の発情後に実施したいなぁと、考えています。