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濃厚接触者の日々

嘘を言いたい理由

去年から私は激しい気管支炎に罹り、強い咳が出て記憶を失うほどであった。やっと気管支炎が治ると次は身近にいる人たちがコロナに罹り、私は濃厚接触者になり近くの病院にPCR検査に行った。熱もなく喉も痛くないと言ったなら、保険がかからないようで、22000円も3度かかった。私はあまりお金がかかるので、微熱があると嘘を言おうかと思ったが、それを言うとまた結果が次の日になるかと思い、言えなかった。とにかく私の家にはヘルパーさんたちがたくさん来るので私から移してはいけないと常に考えていた。

心と体が擦り切れている人たち

コロナは続いているがコロナより困るのはヘルパー不足である。せっかく求人紙を見て老人ホームや施設で働いていた人たちが来るが、働いていたところで心や体が擦り切れているようだ。なかなかうまく接することができない。どうしたならうまく雇うことができるかと考えても答えが見つからない。しかし、誰か彼かが来て下さるのでそのうちに気の合う方たちが来ると信じていく。

穏やかな時間は大事

今は、私の昼間の秘書がいないので、パソコンのできる土日に来るヘルパーさんたちにパソコンを打ってもらっている。今この原稿を書いているヘルパーさんはとてもパソコンがうまく私の心は穏やかになる。穏やかなうちに何か書いておこうと焦っている。

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私たちが行っているNPO法人札幌いちご会は、もうヘルパーを口説くことに疲れて私の息子しかいないと思い、いちご会に来て働かないかいと頼んだ。今年の4月から事務局長として働く。でも私は心の奥底では息子は理学療法士になったのでその世界で働いてほしかったと思っている。

リハビリを行いながらケアをすることが大切

しかし、ケアとリハビリは繋がっている。体の関節を柔らかくしないと、洋服を着せにくかったり、お風呂などもやりにくい。もし転んだとしても、骨が折れやすくなる人もいる。ヘルパーさんたちが、簡単なストレッチ体操を行いながらケアを行うと互いに体が楽になるのだと、私は経験している。息子は理学療法士とヘルパーの比較を取ろうとしている。彼は最初は事務局長であるから、事務的な仕事が多いかと思うが、落ち着いた時、ヘルパーさんたちにゆっくりとリハを教えながら、ヘルパーのやる方法につなげていければいいなあと私は思う。

障がい児のヘルパー制度がこれから大事

息子は大人だけのヘルパー制度ではなく、障がい児のヘルパー制度も行いたいと夢を見ている。現代は共稼ぎでないと食べていけなかったり、シングルマザーが多いので障がい児のヘルパー制度は大事だと思う。ただ私を助けにきたというだけでは限界がある。息子には息子の仕事の中で夢を持つことが大切だと思う。毎日仕事のことで喧嘩をしてしまう。この喧嘩をどのように止めようかと考えている。親子だからこそ露骨な言葉を言ってしまうのだろう。「トイレに行きたい」というと、「さっき行ったばかりだろ、もう少し我慢せい」と言うのです。その言葉に私は泣けてきます。健康な若い男の子にはおしっこを我慢するということがどんなに厳しいことかわかっていない。私は特に膀胱炎なので、おしっこを我慢できなくなってきている。少しずつ私は息子の後ろで働いた方が良いのではないかと思うが、どのように互いに分かり合えるかを模索しなければならない。

この続きはまた書きますね。

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