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忘れないうちに書いておきたいこと。

2020年はきっと忘れられない年になるだろう。
知っている人たちが複数亡くなっていったり、そこに在りつづけると思っていたものが失くなったり。そのうち自分も溶けて消えてしまいそう。

そんな訳で特に幼い頃の思い出を書きとどめておきたくて。
思いついた時に、メモ代わりに残していこうと思う。

小さい頃の記憶で一番古いものは、何?
ワタシは保育園でのトランポリン。中央には布があるけれど、空いている部分に落ちたらどうなるだろう?・・今となっては詳しく覚えていなけれど、外側に向かって飛び込み下に落ちて、大泣きしたのが最初の記憶。

つまり、わかっていて飛び込んだ。泣いて周りが心配して集まってくるだろうと。

10才になるまではずっとそんな感じだった。
泣き虫だったし、嘘泣きも得意だったし、なんなら涙もすぐ出せた。

そんなワタシが泣き真似をやめたのは、確か小学3年の時。
業間の遊び時間で校庭に飛び出す。チャイムが鳴って教室に戻る時、つまづいて転んだ。わーんと泣いて、顔をあげたら校庭は空っぽだった。自分以外誰もいない。

あ、そっか。もう泣いても誰もかまってくれないんだ。
そう思ってからは嘘泣きはやめた。演技することが恥ずかしくなった。

泣いている時だけではないけれど、物語を空想して自分が主人公でいるつもりになって遊ぶのが好きだった。
その設定では、捨て子で血の繋がらない家族と暮らしていた。きっと本当の両親は別にいる。そんな妄想にひたりながら、本とテレビばかり見ている子どもだった。


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