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こころがうまくいかないときには自然の中に出かけてみる

モヤモヤしていたりざらざらしていたり。深刻とまではいかないまでも、こころに何か引っかかっている状態ってあります。
私は、こころがうまくいっていないとき、と呼んでいます。

シュタイナーを学んでいると、観察、客観視、というエクササイズをする機会が多いです。それは自分をも対象とします。
例えばイライラしたりモヤモヤしたりのときも、「私はいま、イライラしています」と客観視することによって、内的平静の状態に持っていくというもの。

私もこのエクササイズに何度も何度も助けられましたが、それを繰り返してみてもなかなかすっきりしないことも、あります。

それが今日は思いがけないものによって解消されました。
朝の散歩です。

朝早く散歩をすることが好きで、寒くなる前は張り切って夜明けの頃にテクテクと出かけていたのですが、今日は少し久しぶりになりました。
最近、朝ランに興味を持った娘を誘って行きました。

自宅近くの高台の、朝日がよく見える場所。

上空は晴れているのに地平線近くには昨日からの雨雲があって、残念ながらおひさまの頭はなかなか見えませんでした。
でも、帰宅する頃には、この10日間くらいずっとこころにあった小さな引っかき傷は、まさに闇夜から淡い朝のパステルカラーになるみたいに、癒えていました。

私の自己治癒力なんて遠く及ばない力が、朝には、太陽にはあるんだろうと感じました。
早朝散歩して自力で元気になりました!ではなくて、朝が癒してくれたんだと。
お天道さま、って昔の人が言うはずだなあって。

太陽に限らず、森や、海や。
困ったときには圧倒的に大きなものの中に身を委ねてみたら、きっとそれらの力を貸してくれるのではないかな。

でもそれには素直に自然を畏怖する気持ちを持っている必要があると思う。
どんなに時代が変わっても、お天道さま、という表現のように、人の力の及ばないものを畏れる意識はなくしたくないし、子どもたちに手渡していきたいと思います。

おはようおひさま ひかりはまどから こどもはもう起きた
ちいさい花たち 静かな夜から もう目が覚めた
わたしのこころに あたたかい光 大地に立ちはげみます

補助をさせてもらっていた園で、朝にいつも唱えていた詩。

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