【読書】兎の眼 灰谷健次郎 1974年
1あらすじ
大学を出たばかりの泣き虫な女性新任先生の小谷先生は小学校1年生を受け持つことになる。そのクラスにはゴミ処理場に住んでいる子供たちがいる。その中に、一言も口をきかない鉄三という少年がいた。小谷先生は心を開かない彼とぶつかる中で教師として働く自分を見つけていく。
2作品の背景
作中に出てくる特徴的な少年・鉄三は周りから知恵遅れと言われている。この小説が発行された1970年代は心身障害者対策基本法が策定されている。しかし、世間では障害者への理解が進んでいるとは