「CDCが米国のワクチン死亡者15万人と公表」は誤り

「CDCが米国のワクチン死亡者15万人と公表」は誤り。これはCDCの発表ではなく、FDAの公聴会で一公聴者のSteve Kirsch氏がJessica Rose博士との共著論文を引用して発言したもの。

【解説】
この論文はSteve Kirsch氏とJessica Rose博士の共著で、アナフィラキシー発生率からVAERS報告の過小性を41倍と仮説し、死亡者数に当てはめて15万人と推定したもの。RUETERSのファクトチェックは根拠が無いFALSEと判定。

◾️Steve KirschとJessica Roseの共著論文
https://downloads.regulations.gov/CDC-2021-0089-0024/attachment_1.pdf
[原文]
Using the VAERS database and independent rates of anaphylaxis events from a Mass General study, we computed a 41X under-reporting factor for serious adverse events in VAERS, leading to an estimate of over 150,000 excess deaths caused by the vaccine.
The estimates were validated multiple independent ways.
[和訳]
VAERSデータベースとMass General社の研究によるアナフィラキシーの独立した発生率を用いて、VAERSにおける重篤な有害事象の41倍の過少報告率を算出し、ワクチンによる150,000人以上の過剰死亡の推定値を導き出した。

◾️RUETERS ファクトチェック
FDAの公聴会でSteve Kirsch氏が当論文を引用して発言したもの。Steve Kirsch氏はFDAの職員でもなければVRBPACのメンバーでもない。誰でも参加できる公聴会の公開ヒアリングに参加した一般の公聴者。
https://reuters.com/article/amp/idUSL1N2QP18K

【追記】
ワクチンの有効性・安全性については自己でご判断ください。当方は、皆さんが正しい情報を基に判断できるよう、デマの指摘に努めます。