「CDCがPCR検査取りやめを発表」は誤り。CDC発表(2021/7/21)の誤解。発表は「CDCが推奨するPCR検査をMultiタイプに変更する」であり「PCR検査を取りやめる」ということではない。「インフルを誤検出する」ということもない。FactCheck.orgでFALSEと判定されている。
【解説】
これまで推奨してきた専用タイプはEUA(緊急使用許可)が今年末で終了。このタイミングで、今後のインフルエンザ流行に備え、同じPCR検査のマルチタイプ(インフルエンザの検査も同時に可能)に変更すると発表しただけ。これまでのものが、精度が劣っていたり、インフルエンザを間違えて検出するといった問題があったわけではない。これまでの専用タイプも、引き続きCDCのHPで公開されている。
これは幸福の科学の及川幸久氏がYouTube で拡散したデマ。月刊誌FACTAが誤って記事にしたが、後に訂正記事を出して削除した。ここから派生さた「ゲイツが英医療企業を買収したから」「実はPCR検査は新型コロナとインフルエンザの区別ができないから」「FDAからクレームがあったから」等は全て根拠の無いデマ。
【番外編】
事実を理解できない人の事例(涼宮アスカ氏)