「ファイザー元副社長がワクチンは不妊症や流産の危険があると警鐘」は誤り
「ファイザー元副社長がワクチンは不妊症や流産の危険があると警鐘」は誤り。S蛋白には胎盤形成物質syncytinと同じ塩基配列があり、抗体が誤ってsyncytinを攻撃するという話だが、同じ配列個所は僅かで抗体が誤反応した事実もない。BuzzFeedのファクトチェックがFALSEと判定。
◾️BuzzFeed Newsファクトチェック
https://www.buzzfeed.com/jp/kotahatachi/vakzin-fc-2
◾️妊娠中の接種者の追跡調査
妊娠中の接種者10万人の追跡調査では、妊娠に悪影響を及ぼすという結果の報告はなかった。CDCはこの結果を受けて妊娠中の人への接種を推奨している。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/33882218/
◾️非接種リスク
妊娠中の感染は重症化するとの報告がある。
https://www.ncchd.go.jp/hospital/about/section/perinatal/bosei/covid_bosei_kusuri.html
ファイザー元副社長Yeadon氏は副社長でもワクチンの責任者でもない。
彼の在籍当時の専門はワクチン開発ではなく、アレルギー・呼吸器疾患部門の研究主幹。過去のPfizer社の役員にYeadon氏の名前はない。海外でのVice Presidentは和訳では「副社長」だが、実際は日本の部長クラス。日本で社長や副社長に相当する役職はCEO,COO等である。ワクチン開発に携わることなく解雇された一従業員である。
◾️Pfizer社HP “Board of Directors”
https://web.archive.org/web/20110101234854/http://www.pfizer.com/about/leadership_and_structure/meet_board.jsp
◾️ファイザー元副社長が反ワクチンを唱え、そしてTwitterから消えるまで...(ロイター記事より)
https://note.com/osamu_iga/n/n70df32c8fd53
【追記】
ワクチンの有効性・安全性については自己でご判断ください。当方は、皆さんが正しい情報を基に判断できるよう、デマの指摘に努めます。