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「ワクチンを接種すると血が黒くなる」は誤り

「ワクチンを接種すると血が黒くなる」は誤り。血液の色は酸素量で変化し、多い動脈血は赤く、少ない静脈血は黒い。輸血は静脈を採血するので、デマの写真は黒い方が寧ろ実際の色に近い。ワクチンが血液を変色させる事例報告はない。AFPがファクトチェックでFALSEと判定。

◾️ネットで拡散されたデマ写真
左の赤い血液が未摂種者で正常、右の黒い血液がワクチン接種により変色した異常とするが、右の方が実際に輸血で使用される静脈血の色に近い。そもそもこの写真の出所が不明で信憑性が低い。
※以下未検証
右は細菌増殖による変色という説もある。また、気泡の混入、パンパンに膨んだ状態、ラベルが全く無い(裏側?)など不自然に思える点もある。

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◾️AFP ファクトチェック
https://factcheck.afp.com/http%253A%252F%252Fdoc.afp.com%252F9NA6BT-1
◾️動脈血と静脈血の色の違い
NHK for School
https://www2.nhk.or.jp/school/movie/clip.cgi?das_id=D0005401179_00000

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◾️血液バッグの写真の事例
鹿児島医療センター
https://kagomc.hosp.go.jp/about/cnt1_00280.html

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以下のブログにも詳しい解説があります。

◾️ほえのブログ
https://www.hoe2021.com/?p=8055

【追記】
ワクチンの有効性・安全性については自己でご判断ください。当方は、皆さんが正しい情報を基に判断できるよう、デマの指摘に努めます。