見出し画像

「接種後28日間は性交渉を控えること。Pfizer社が奇形児を懸念」は誤り

「接種後28日間は性交渉を控えること。Pfizer社が奇形児を懸念」は誤り。これは臨床試験ガイドにあるWOCBP試験の一般的な記述が、恣意的に誤読され広まったもので、懸念でも何でもない。

【解説】
 Pfizer社の臨床試験ガイドに書かれているのは、WOCBP(生殖発生毒性)試験の参加資格「介入期間中(最終投与後最低28日間)、許容可能な避妊法を使用していること」である。これはWOCBP試験では通例の基準であり、特に今回の安全性を懸念したものではないし、「奇形児の可能性がある為」などとは一言も書かれていない。
 これを誤読して「この文書はPfizer社がワクチン接種者の子供に先天性欠損(birth defects)が生まれる可能性を認識していたことを示している。」と神戸のNクリニックがブログに書いたもの。ブログには以下の記述がある。

◾️神戸のクリニック開業医のブログ
ファイザー文書132ページより
「2回目接種後28日を経過するまでは無防備なセックス(コンドーム等を着用しないセックス)をしてはならない。これは男性にも女性にも言えることである。遺伝的な変化により先天性欠損が起こる可能性があるためである」
この文書は、ファイザー社がワクチン接種者の子供に先天性欠損(birth defects)が生まれる可能性を認識していたことを示している。恐ろしいことだ。
https://note.com/nakamuraclinic/n/n97cc1e226837
◾️Pfizer社の臨床試験ガイド
https://cdn.pfizer.com/pfizercom/2020-11/C4591001_Clinical_Protocol_Nov2020.pdf

画像1

◾️医薬品の臨床試験及び製造販売承認申請のための非臨床安全性試験の実施についてのガイダンス(PMDA)
WOCBP試験では、妊娠可能な女性の参加にあたり、試験期間中の妊娠回避をガイドとするのは普通のことである。

画像4

【追記】
ワクチンの有効性・安全性については自己でご判断ください。当方は、皆さんが正しい情報を基に判断できるよう、デマの指摘に努めます。