子どもと寝る前の習慣

最近、子ども達を寝かせる時に習慣にしていることがある。それは、「今日あった良かったことを3つお互いに言いあうこと」。軽い気持ちで始めたことだけど、これが想像以上に良くてこれからもずっと続けたいと思っている。

まずは始めた理由として、心理学的に「寝る前に良かった出来事を思い出すとポジティブになれる」とどこかで読んだこと。本当は書き出すとさらに良いみたいだけど、子どものことだしそこは簡略化とした。

もし特に目立った良いことがなくても、「珈琲をおいしく飲めた」とか「紫陽花の花がキレイだった」なんて些細なことでも良くて、そうすることで小さな幸せを見つけて感じることができるようになるらしい。

そもそもは自分がしていたことだけど、子どもたちにも小さな幸せを見つける名人になって欲しいなと思っていたので実践してみることにした。そしてこれが、私にとって想像以上に良いことだらけだったので、改めてまとめてみます。


まず1つ。子どもの些細な成長がわかること。

6月からようやく始まった幼稚園に通い出した次男くん。入園式翌日、初めて母とさよならして過ごした初登園日。その日の良かったことには「ママが幼稚園にお迎えに来てくれたこと」が3つのうち2つに入っていたので、敢えて口に出してはいなかったけど、やっぱり寂しかったんだなあと、寝顔を見ながらしんみりしてしまった。

でも、それから1週間以上経った昨夜の良かったことには「幼稚園のお庭で遊べたこと」がランクイン!母のことより遊ぶことが楽しくなってきたのかと、これまたうるっとしてしまうのでした。


そして2つめ。知らなかったことを聞けること。

小学生のちょっとクールな長男は、学校であったことなんて逐一報告してくれることはほとんどないのだけど、なんかあったかなあと考えるうちに「先生に国語の発表を褒められたこと」と教えてくれるので、学校の様子をチラッと知ることができたりするのです。そんな時はここぞとばかり褒めて褒めて気持ち良く寝てもらうことにしています。母としては、そんなに考え込まなくても普段から教えてくれたら嬉しいなと思ってしまうのですが。

長男はわりとマイナス思考タイプなので、今日オレ褒められたんだ!とか、こんないいことあったんだと再認識して、日々の幸せの感度があがるといいなと思っています。


おまけの3つめ。母にパワーをくれること。

強烈ママっ子の次男くんはたいていひとつは、母に関する話題が入ります。「ママがごはんを作ってくれたこと」とか「ママとたくさん一緒にいられたこと」なんて言ってくれるので、1日の最後に思いがけずご褒美をもらえたみたいで、ちょっとくすぐったい気持ちを味わえるのが最高です。やっと一日の任務を終える母さんにはありがたい労りの言葉。そういう気持ちを大切にして欲しいなと思うけど、いつまでそんな風に言ってくれるかなあ。今のうちにしっかり噛みしめておかなくては。


一方母の良かったことには、「2人が元気でいてくれたこと」とか「長男が〇〇してくれたこと」という感じで、必ず2人に関わることや感謝の気持ちを伝えるようにしています。家族というのはいつもキレイなだけでいられるわけはなく、誰かが機嫌悪かったり、落ち込んでいたり体調悪かったりとか、あるいは忙しくてあまり関われないこともある。反省ばかりの毎日ではあるけれど、せめて1日の最後には感謝や愛ある気持ちをしっかり子どもに伝えなきゃと思っています。

お風呂に入ってパジャマを着て、ピカピカのほっぺで寝っ転がりながら夢に片足を入れようとしている最高に無防備な状態なら、取り繕うことなく素直な気持ちを伝えられるような気がする。子どもたちにどんな影響があるかはわからないけど、私にはすごく有益な夜の習慣なのです。


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