もし、もう一度自宅を建てられるなら工夫したいこと 同じ間取りで高断熱に

約10年前、自宅を新築しました。
自分なりに工夫して、工務店の設計担当者さんと何度打ち合わせしたことか。
当時絞れる知恵はすべて絞ったつもりですが、出来上がって住んでみると、
<やっぱりこうしておけば良かった>という点は数多くあります。
今回は「(基本的には)同じ間取りで、もう一度自宅を建てられたらどうするか」を書いてみます。

|リビングの天井をもっと低くしておけばよかった!|
我が家は総二階の二階リビング。
リビングは勾配天井で、天井断熱なので片流れの屋根面まで天井があります。
南は掃き出し窓の上に細長い採光/換気窓があり、その上から高く天井が斜行しています。

横から見たイメージ

採光/換気窓、良いと思ったんだけどー
要りませんでした。
掃き出し窓も180cmくらいにしておいても、そこから勾配天井になるので低くても良かったな
もっと天井を低くできれば、気積が減って材料費も暖房負荷もさげられたかも。

|北の窓は曇りガラスにすれば良かった|
我が家の北には裏の家がありまして。
二階リビングの北の窓は裏の家の2階と目が合いそうで、
結局、断熱スクリーンを閉め通しです。
曇りガラスにしておけば良かったなー

|トイレの窓はFIXにしておけば良かった|
二か所のトイレには外壁に面して引き戸の窓がついています。
見事にまったく開けたことがないです。
明かり取りだけなので、FIX窓にしてしまえば、掃除の必要もないし、
コスト抑制も気密向上も図れました。

|もっと滑り出し窓とか使えば良かった|
FIXにしないまでも、引き違いになっている東西の窓は滑り出し窓にすれば良かった。
気密性の良さは掃除の不要さにも通じるんですよねー
コストカットにもなったろうに

|南面の窓はトリプルガラスにすれば良かった|
南面に大きな掃き出し窓があるのですが、
当時はまだ高かったので二重ガラスにしてしまいました。
自分の中の言い訳としては、開閉の際に重いかな、というのがあったのですが、週に何回も明けるわけではなし、断熱性を優先するべきでした。

|ロフトに行く階段を作っておけば良かった|
勾配天井の2階リビングの半ばから、ロフトが設置されています。
梯子をかけて登る作りですが、
箱階段とかにしておけばもっと使えたのにーと思います。

https://www.loft-mura.com/?page_id=6

こんな互い違い階段とかも良かったかなーと

|ダクトレス熱交換器を付ければ良かった|
これは間取りも見直さなくてはならないけど、一番後悔しているポイントです。
第三種換気で十分かと思っていたけど、まったく甘かった。

https://passivenergie.co.jp/

画像は一番よさそうな「せせらぎ」

|西側の窓につけるのはアウタースクリーンが良かった|
西日対策で窓に外付けブラインドを付けました。
でも、もう壊れてしまい、日本に修理部品がないとか、新しく買った方が安いとか。
耐久性が良いかと思って外付けブラインドにしたのに、
こんなことなら最初からより安いアウタースクリーンで十分でした。
壊れたら交換すれば良いまでで。

同じように、1階の南面もタイルデッキまでのアウタースクリーンを最初からつけてもらえば良かったなー

|2階‐1階のエアダクトを作れば良かった|
これも少し間取りの再検討は必要かもしれないけど、
2階と1階を結ぶエアダクトを作ればよかった。

https://kameplan.exblog.jp/18903906/

こんな感じ
ホコリが溜まりにくいように直管で、2階と1階を結び、
カウンターアローファンで循環させます

|蓄熱性をもっと考えれば良かった|
当時も色々考えて、窓際にはタイルを敷いたり、
床材は蓄熱性の高い楢にしたりしたんです。
でももっとやれば良かったな、と
潜熱蓄熱材(PCM)を床下に仕込んだり、
内装もセラミックの塗り壁にしたり、蓄熱はもうちょっと考えられたなー

|断熱材ももうすこし|
断熱はウレタンフォームで柱の厚みに沿ってだったわけですが、
例え室内が少し狭くなっても、もう少し断熱しておけば良かったかなー

とまあ、妄想は止まらず。
窓と換気システムをもう少し盛っておけば、
HEAT20のG2超えられたのかなーとか。
「家は3回建てないと満足できない」と言いますが、こういった事なんでしょうね。

これくらいにします

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