Factorio @ 2023-04-14

久方ぶりのFactorioが楽しくて仕方がない。もちろんPoEも大好きなゲームなのだが、あれはゲームと言うよりプレイフィールがとにかく仕事・業務に近い。トレードが絡むと尚更そうだ。残念ながら本気でPoEと仕事を両立するのは少々無理があると言わざるを得ないであろう。

その点、Factorioは趣味の盆栽だ。いや、盆栽は「待つことも一種の芸術」であろうから、待つことなく次から次にやることが出てきて終わりがないFactorioというゲームと盆栽と比較するのは間違っているか。ビデオゲームと盆栽はまた別の充足感を満たすものであろうな。

あーいかん、久しぶりにPoE以外のネタを書くものだから調子がわからない、少々これでは余談が過ぎる。本題に入ろう。本日の主なトピックは2つ。Astronomy Scienceの生産に成功したというのが一つ、それからもう一つがMiniloaderの導入である。


今後の拡張を考えてやや大きめにセットアップ。Astronomyは最大で7要素を利用するので最初から7種類の素材を合成できるように設計した
正直酔っ払ってそうなベルトコンベアの配線だが、実際相当に泥酔しているときに作った記憶があるからこんなもんだろう
135時間目にしてAstronomy Science達成
これでBioとAstronomyの2種類のScienceが達成できるようになったので、その2つを組み合わせることでより効率的にSignificant Data(通称黄色USBメモリ)を生成できるようになった


で、肝心のMiniloaderである。

実を言うと、私は最後の瞬間までこのMODの導入には慎重だった。理由は単純明快、Loaderは利便性向上という次元にとどまらず、あまりにも強すぎるのではないかと恐れていたのである。一方、私はLoaderを大規模に使った経験がない。一度ぐらいはぜひ試してみたい。そもそもSpace Explorationとよく同時に遊ばれる大規模MODであるK2 (Krastorio 2)にはLoaderが用意されているし、Space ExplorationのベースとなっているAAIにもLoaderが用意されているため、Loaderの利用は半ば公認されているようなものではないだろうか?Space ExplorationのWikiを見ても水を無限に生成するようなMODとは異なり、明示的に非推奨とされているわけでもない。

何より、ここまで140時間以上も頑張って進捗してきたんだから一つぐらい自分にご褒美があってもいいだろうと、実に甘い考えが最後の後押しとなり、こうしてMiniloaderの導入を決意するに至ったのである。


非常に簡単な研究を済ませた後、早速Loaderを量産
試運転。Loaderは「ベルトコンベアから機器」または「機器からベルトコンベア」に対してのみ使用できる。機器から機器に直接Loaderでアイテムを移すことはできず、そのような場合はLoaderを2つ重ねる必要があるわけだ。そして当たり前だがベルトコンベアの側面からアイテムを奪い取ることは出来ない。この図においては青Inserterに対しては動作するが、紫Inserterに対しては動作しない。
Loaderを利用して緑基盤の生産をより効率化することにした。左側の方に写っているのが以前のセットアップで、赤Inserterで完成した緑基盤をベルトに移していたためInserterが遅すぎて生産速度が頭打ちになっていたのだ。右側のほうがLoaderを利用して改善したもの。
後先考えずに作ってしまったため狭くて狭くて無茶なベルト配線になっているが、それでもなんとかやりくりできているのが驚き
従来型のStack Inserterは3機で青色ベルトを完全に埋め尽くすことが出来るので、場合によってはこのスクショのように、Loaderよりも都合が良い時がある。適材適所だ。


だが最もLoaderを活用したかったのは生産施設ではなく、ロケット発射台だ。
既にロケットが運送しなければならない品目があまりにも多岐にわたり、従来の1マス1箱1品目の取り扱いでは限界を迎えつつあったのだ。そこで論理回路を利用して1マスの箱に複数品目を取り扱わせるようにしてみた。
大変に分かりづらいが、まず受信機から受け取った需要信号をフィルタリングして需要が小さすぎる信号を消去したり、需要が大きすぎる信号を100で上限にする。次にConstant Combinatorの信号で需要信号をフィルタリングし、最終的に残った需要信号を利用して青箱のリクエストやLoaderのフィルタを制御する仕組みだ。この仕組を考えつくまで3時間ほど試行錯誤をやり直したのだが、その甲斐はあったと思っている
ロケット着陸側もLoaderを利用して多品目を速やかに受け取ることができるようになった
これは本当に便利だ
現在の進捗
だんだんと論理回路を利用するコツがわかってきたので、軌道上で使用するChestやModuleといった消耗品の現在の在庫状況を調べられるような論理回路を作ってみた。材料は既に論理回路を使って自動化してあるが、このような少量多品目の消耗品についてはノータッチであった。この例ではSpeed Moduleが足りないことがわかるので、次回のロケット打ち上げの際にSpeed Moduleを持ち込めば良い。

やはりLoaderを導入して大正解だった。Loaderは確かに無茶苦茶便利で強いアイテムだが、単純にゲームバランスを即座に壊すほど優れているわけでもないということがわかったのだ。Loaderがあるからこそ可能なビルドもあるわけだし、用法用量を守って適度に使う限りにはゲームにスパイスを与えてくれる。今回作った発射台回りのセットアップには大満足だ。