Path of Exile @ 2024-04-14

朝から晩までお出かけで歩き回ったせいで足がパンパンだ、ベッドから起き上がるのさえも億劫だ。本日はゲームプレイをお休みして動画でも見て怠惰に過ごす。

そこで一つ、ここ最近私が毎回欠かさず見ているシリーズ動画を一つ紹介させてほしい。EmpyというPoE界隈ではそこそこ名の知られている男が始めた各種ファームを紹介するシリーズ動画である。

今シーズン3.24よりアトラスの仕組みとスカラベの仕組みが大規模にリメイクされたため、それに伴って様々な種類のスカラベとファームを試してみようという趣旨の動画だ。こちらのBack To Basicsのように今期から可能になったファームもあれば、旧来懐かしのファームも紹介されている。現在までのところ、Ritual・Breach・Legionが公開されている。

まず最初に断っておくが、これらのファーム紹介動画は決して最強ファームの紹介ではない。実際に動画を見ていただければ分かるが、いずれも10div/hに届いたり届かなかったりといった程度の稼ぎであり、上振れしても15div/h程度に落ち着くものばかりだ。世間を騒がせている宇宙最強メタファームには到底及ばないため、そういったものを求めている人には何一つ参考にならない。しかしながらこの動画こそ、私の求めていたファームの学習コンテンツとしてまさに最適なのである。

  • ファーム開始前の準備、Atlasのセットアップの解説。「何故そのマップを選んだのか」「何故そのパッシブ構成なのか」「何をするスカラベなのか」「何を狙うファームなのか」をきちんと説明している。

  • ファーム中の光景。ハイライト編集されてはいるが、どのようなゲームプレイになるかの想像がつきやすい。

  • 上振れ下振れの説明。特にRitualなどがわかり易い例だが、強力なSynthesized装備が出てこない限りまともな収益が得られない代わりに、Synthesizedのロール次第では莫大な収益が入る。一方のBarrel And Go戦略などは一定してコンスタントにスカラベが手に入るし、Legionも一定してコンスタントにIncubatorからの収益が手に入るというのがわかる。
     これは私のような投資や出費を渋るタイプのプレイヤーにとっては大変ありがたいことで、投資や出費した分が確実に返ってくるイメージが自分の中にできるため投資に対するハードルが下がるし、あるいは出費を回収できるイメージが出来ないギャンブルファームであることが確実にわかるため避けるべきファームも明らかになる。

  • ファーム後の換金。ここも非常に丁寧に一つ一つ換金を解説してくれる上に、値付けが比較的にコンサバであり、非現実的な換算を極力避けている。したがってTFTなどのバルクトレード手段がなかったとしても比較的に近いレートでの換金が可能になっている。

  • 最後に何よりうれしいのが、セットアップがいずれも理解しやすく簡単であること。特定のリーグ要素やAtlas Keystoneを軸とした戦略であり、今季のリーグ要素であるAllflameを使用していない。「特定のHallowed MODがついたパックをAllflameでSyndicateに変換して特定のスカラベで箱に詰める」とかそういう意味不明なインタラクションは出てこないし、その手の意味不明なインタラクションに必要な1つ100カオスもするような高額スカラベも登場しない。すぐに私でも気軽に試すことができる。

どデカく稼ぐ前に、まずはこういう気軽で結果が見えているファームに投資を行い、投資すれば投資した額が確実に返ってくるという体験を得ていくほうが重要である。そうすれば更に投資額の高いファームに対する抵抗感がなくなっていく。なんだっけ、こういうのを薬物の世界では導入ドラッグとか呼ぶらしいな。