Snowrunner @ 2020-05-17

何、Terrariaの話題ではないのかって?もちろん言うまでもない、Terrariaはこの記事を書いている瞬間でも楽しく遊ばせていただいている。しかし待ってほしい、まだレビューを書ける段階ではないのだ。もう少ししっかり遊んでからレビューを書かせていただきたい。そういうわけで、本日はSnowrunnerの総括みたいな話を書こうと思う。おそらく今日から当分の間はTerraria漬けになるはずだからな。

ここまでなんだかんだで50時間ほどプレイした。現在ゲーム全体攻略率は40%ほど、キャラクターレベル15、だいたい欲しいトラックとアップグレードはすべて手に入れた状態だ。しかし全てのトラックをアンロックするにはレベル26が必要で、未だにミシガンの契約も全て終わらせておらず、アラスカとシベリアに至っては車両と監視塔のアンロック以外何も行っていない。要するにほとんどまだ何も終わっていないということだ。大したボリュームである。

これだけ長い間遊んでもまだまだ楽しく遊べている理由はアンロック要素だけではない。もちろんアンロック要素は長くゲームを遊ぶには極めて大事な要素で、わかりやすいご褒美がゲームになければすぐに飽きてしまうだろう。しかし50時間本作を遊び、必要なトラックもアンロックも全て開放して思い通りのクルマで貨物を運べるようになった今だから言える。このゲームは自分の思う限り最高のクルマで挑んでも、まだ難しい。そしてそれこそが本作の最大の魅力である。ある意味、死にゲーと同じなのだ。

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あるときは荷物を牽引しながらクルマで川を渡れと言われた。こんなどう見ても大河以外の何物でもない水のど真ん中へ、だ。

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あるときはこんな釧路湿原のど真ん中のような滅茶苦茶な地面に石油採掘基地を作れと言われ、何十トンあるのか知らない機材を運ばされた。

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あるときは同じ何十トンあるのか知らない建設機材を、今度は榛名山のいろは坂より狭くてアスファルトが全部剥がれている山道を通して運べと言われた。曲がりきれずにトレーラーが脱線したので慌てて救援用のクレーン重機で引っ張り出そうとしたのだが、今度は建設機材が重すぎて救援用の重機が崖下に落ちそうになった。どこのアホがセミトレーラーで頭文字Dをしろと言うんだ。

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ダメ押しトドメに5月の田んぼどころか大人でも溺死しそうな深さの泥沼でトレーラを引っ張るハメになった。後ろのトラックが鼻まで泥に使っているのを見てほしい、あのトラックは日本の路上を走っている普通のトラックのサイズではないのだ。おそらく深さは1メートル近くある。ありとあらゆる他の荷物を苦もなく運びきってきたソビエト製の重トラックであり、本ゲームで最も強力なエンジンと上から3番めぐらいに強力な泥沼専用タイヤを装備しているモデルで、本来ならこんな沼地程度鼻クソほじりながらスキップで通れるはずなのだが、それがとうとう音を上げてしまい、今度はソビエト製の装甲車まで持ちだして牽引してやって、それでようやく通れるような状態である。私の知る限りこの2台より走破性があり、かついろは坂を曲がれる組み合わせはゲーム内に存在しないはずなのだが、その2台でも苦戦している。ここまで貨物を引きずってくるのに2時間ぐらいかかっているはずだ。

その2時間で、ようやく3段階のステップの第1段階がクリア、という程度なのである。私はこのゲームで最も強力な装備を持ち出しているはずなのだ。にもかかわらず3つの地方の中で最もかんたんなミシガンの最終マップ程度でこの苦戦である。頭おかしいんじゃないのかこのゲームを作ったやつは。氷雪対策さえすればなんとかなるはずのアラスカはともかく、極東のシベリアの沼地と林道の狭さはこんなものではない。もはやちゃんとクリアできるように設計されているのかどうかすら疑わしい。

だがそれがいい。だからこそ何十時間も延々と挑戦し続けることができるのだ。

聞けば早くも無料コンテンツ追加パッチが用意され、シベリアに4番目のマップが追加されると言うではないか。さらにはDLCで新たにカナダや冬のシベリアが追加されるとも聞いている。仮にTerrariaの新パッチが来ていなかったとしても、私はDLCの追加までに本作を全て遊び切ることはできなかっただろう。まったく、恐れ入る。