Factorio - PyMods @ 2020-09-02

待ちに待った鉄道技術の研究がついに完了した。

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Choo Choo TRAINである。ファーンファーンウィーヒッタステーステーである。何を口走っているのか自分自身でもよくわからないが、そのぐらい歓喜しているのだと理解していただければ幸いだ。ここからが本当にFactorioが面白くなるところだ。

私はもともとTransport TycoonやOpenTTD、Simutransといった鉄道輸送ゲーを心の底から愛しているのだが、Factorioの鉄道はそれら専門の鉄道輸送ゲームと比べても一切何の遜色もないどころか、むしろ優れているのではないのかというぐらい、よく出来ている。極端な話、鉄道を引くために工場を作り、鉄道で運ぶものを増やすために工場を拡大させているのではないだろうか、というぐらいにはFactorioの鉄道が大好きだ。そんなFactorioの鉄道が大好きな中年男性であるから、もちろん鉄道敷設には並々ならぬ情熱とこだわりがある。列車の編成はどうするべきか、右側通行か左側通行か、信号の配置はどうするべきか、駅の設計はどうするのか、単線か複線か複々線か、ジャンクションの設計はどうするか、などなど、議論の対象には事欠かない。

そこで本日は私の鉄道戦略についてご紹介したい。いや、勝手に語らせていただきたい。むしろ、語らせてくださいオネガイシマス


まず最初に鉄道の引き始めについてであるが。私は毎回以下のようにスタートする。

列車の編成は機関車1・貨車4・機関車1の1-4-1編成。双方向に移動可能。

基本的に複線。ただし、ごく一部の短い路線や、最初の最初に敷設する路線は単線にすることもある。

左側通行。複線を配置したときに内側に信号を設置すると、左側通行になる。このほうが見栄えが良いと考えている。あと日本は車も鉄道も左側通行の国である、文句あるか。ちなみに残念ながら世の中的には右側通行のブループリントのほうが出回っている数が多いのだが、これはアメリカとかいう何でもかんでもイギリスの反対が好きな連中と、ドイツとかいうこれまた何でもかんでもイギリスの反対が好きな連中が、車でも鉄道でも右側通行を採用しているからだ。なおフランスはなぜか車は右なのに鉄道は左らしい。さすが、合理性のかけらもない連中である。

閑話休題。そういうわけで、私が序盤に敷設する鉄道は、こんな感じになる。

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シンプル。T字路だろうが十字路だろうがとりあえずこのブループリントを置く。円形のラウンダバウトをもたせるのは、ここで列車が転回することが可能になるからだ。今は双方向に移動可能な列車を採用しているが、将来的には2つの機関車を同じ向きに向けることで、理想的な機関車2・貨車4の編成に組み直すことができる。

つまり、最初は

<口口口口>

こういう編成にしているのだが、これを、

<口口口口<

こう組み直すことで、駅を全く変更しないでそのまま編成の速度を劇的に高めることができる。序盤は土地の確保も大変だし、建設ロボもないので手間がかからず狭い土地ですぐに使える折り返し運転可能な編成にしておき、あとから折返しが出来ない代わりに高速な編成に切り替えていく、という作戦である。もちろん同一の線路インフラの上で混在させることも可能だ。更に将来、もっと輸送力がほしいのであれば、

<口口口口<口口口口<

こんな編成にすれば、これまた駅設備に互換性のある形で拡張が可能になるのも見逃せない。この1-4-1-4-1編成に対応した駅にはそれまでの1-4-1編成も停車することができる。

先ほど紹介したジャンクションはスループットの観点からするとそれほど優秀ではなく、複数の車両を同時に侵入させることができない。そのため将来的には複線ジャンクションではなく複々線ジャンクションに作り変えていく必要があるが、よほど後半にならない限り問題にはならないはずだ。そしてその頃には建設ロボも使えるし、作り直すのも簡単だ。序盤の手で作らなければならない時期を楽に過ごしつつ、ある程度の拡張性も持たせよう、という考え方でやっている。


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さて、こちらが現在の工場の全体像だ。スタート地点が左上で、現在の工場の中枢は右上である。とはいえ左上でしか生産していないものもあるし、左右の工場を行き来することが多かったので鉄道の開通は本当にありがたい。左右の移動は単線にしてある。このぐらいの距離なら将来的には直接ベルトコンベアを引くことになるから複線は必要ないという考えだ。土地も狭いし。

地図上で中央下付近に大規模な炭鉱を発見できたため、今はここを開拓中だ。合わせて5M程度が埋蔵されている。すぐに使える石油もある。さらにはマップ左端方面には大量のタールと石油、そして何よりすぐに必要になるモリブデン鉱床1.9Mが見えておりこちらも美味しい。この辺りを開拓できれば当分のエネルギー問題は解決するだろう。エネルギー問題が解決すれば石炭石油が枯渇する危険に怯えながら急いでプレイする必要もなくなり、ゆっくり時間をかけて工場を拡張できるようになるため、よりじっくりと工場拡張を楽しめる、というわけだ。素晴らしいな。