無題 @ 2024-04-28

酒は我が友でもあり仇敵でもある。適量にとどまるうちは憂さ晴らしにもなるし、このクソ文章を書くうえでも有益であるが、一度分量を誤ると・・・

本日が何方の側に属するかはご想像のとおりである。ああクソ眠い。やる気なくゲームの紹介でもするぞ。まずはコイツでも喰らえ。

推理ゲームの最大の欠点は誰でも知っている。1作品につき1回しか遊べないことである。現代においては同様の理由で配信に致命的に弱いという欠点もあり、ゲームの製造コストが莫大に高いことも相まって、令和の世において苦しい立場に置かれている。だから誰しも一度は考えたことがあるだろう。「何度でも遊べる推理ゲームがあればいいのに」「ランダムに殺人事件が生成されればいいのに」と。本作もそんなドラえもんの秘密道具に果敢にも挑戦するゲームである・・・かのように見せかけた単なるデッキビルディングローグライトである。少なくともPVとスクショを見た限りの結論ではそうだ。ふざけんなバカ金返せ推理しろ・・・おっとまだ発売前だったか。なら許してやるということで。


もう一つはこちら。私の敬愛するおやつ氏が何やら新動画シリーズを始めたようなので見てみることにしたのだ。

何々?サガシリーズ最新作?サガエメラルドビヨンド?・・・

サムネからして怪しいロン毛のサラリーマンが居て猛烈に嫌な予感がするが、果たしてその嫌な予感は的中する。上から下までスマホゲーのクオリティである。一応Steamでもプレイできるらしいがどう見てもスマホゲーである。まぁ、今のスクエニらしいと言えば今のスクエニらしい。連中にまともなゲームを期待するほうが今や間違っている。

見た目はくだらん残念スマホゲーなのだが、しかし動画で見る限り意外にも中身は比較的にガチで、特に戦闘に関して言えば過去のサガシリーズ全てと比較しても最も戦略的で面白いバトルに仕上がっているように見える。一つ一つの戦闘要素自体はどこかで見たことがあるものなのだが、そのまとめ上げ方が実にうまく、我々が想像する「サガ」らしいものだ。

  • タイムライン方式になっており、タイムライン上の早い行動から順に動く

  • 選択した装備・行動によりタイムライン上の速度が変化する。

  • だが本作はサガシリーズなのでやたら技と行動の種類が多く、それぞれにきちんと速度が付与されているのでタイムラインの組み方が他の類似システムのゲームとは比べ物にならないほど深い。

  • 勿論本作はサガシリーズなので連携もある。

  • 一人で連携するシステムもあるようだ(独壇場?)。

  • ターン中の行動はチーム全体で共有する★リソース的なもので定められており、これが1ターン目は4からスタートして最大10まで上昇する。ちょっとしたカードゲームのコストのように機能しており、1ターン目にAボタン連打して終わるだけの戦闘を防ぎつつ、ターン進行と同時に戦闘の規模が大きくなるという状況を作り出している。

  • スマホゲームで言うところのステージクリア的な要素があり、フィールド上の雑魚と戦闘するということがなく、一つ一つの戦闘が長くて重い。1ターン2分も3分もかけて行動を練るようなプレイフィールであり、既存のJRPGのプレイフィールとは確実に一線を画している。それでいてきちんと面白さがある。

ターン制のJRPGの戦闘なんてこれ以上変化の余地は無いだろうと思っていたが、少々驚いた。戦闘だけは間違いなく面白い。それ以外は、うーん。配信で見ている限りは戦闘だけやらせてもらったほうがよほどマシに思える。